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家に帰ってから、俺と真昼は携帯と財布だけを持ち宵一の家に向かった。
宵一の家から俺達それぞれの家は徒歩1分ぐらいだし、幼馴染でよく泊まったりしていたから手ぶらが普通だった。
俺がチャイムを鳴らそうとすると、真昼はドアノブに手をかけ勝手に入った。
他人の家だと言うのに、コイツは･･･
俺も続けて入り、リビングに向かうと部屋着でソファに寝転がっている宵一が居た。
「2人共遅くない？俺ちゃん凄く待ったんだけど〜。」
「寂しがり屋だもんなぁ、宵一くんは。」
真昼はニヤリと笑ってソファに腰をかける。
すると宵一は顔を赤くして、「なっ、だ、断じて違うぞ、しょうがなくお前ら誘っただけだし、寂しいって言ったのも嘘に決まってんだろ。」とやたら早い口調で否定していた。
ちょうど今は6時過ぎ。
そろそろお腹も空いてきた頃だ。
ご飯を作る事をめんどくさがっていた宵一と真昼の為に俺が作ってやった。
それから俺の作ったご飯を食べ、風呂に入って、それぞれ用意された部屋で1人で過ごしていた。
ご飯、美味しいって言ってくれて良かったな。
なんて事を考えながら、だだっ広い部屋に寝転び天井を見ていると上半身裸の真昼がいきなり部屋に入ってきた。
「A〜、邪魔するぞ。」
「うわっ、本当に邪魔だわ。半裸ゴリラは消えてどうぞ･･･」
「いや、ガチトーンでそれ言うなよ･･･」
ていうか俺はゴリラじゃねぇ！とゴリラだけをやたら否定する真昼に、俺は自分が着ていた半袖の上着を投げつける。
夏だからって、冷房の効いた部屋で半裸だと風邪をひいてしまうだろう。
「で？何か用事？」
「ん〜、用事は別に。･･･部屋に1人はなんか落ち着かねぇんだわ。」
それは俺も同じだった。
ここら辺の住宅地では珍しい三階建ての宵一の家には、部屋が3つ程余っているらしくそこを客間にしているようだ。
「確かに落ち着かねぇけど･･･同じ部屋で寝る？」
「んぁ？あ〜、俺上着ねぇけど構わねぇぞ。」
「いや、よくそれで構わねぇとか言えたな。」
なんだよ、A恥ずかしいのか？とニヤニヤした笑顔を向けられなんとなくムカついたので脇腹を肘で思いっきり突いた。
いってぇ！と涙目になっている真昼を嘲笑していると、部屋に宵一が入ってきた。
「あれ、何やってんだよお前ら･･･あ、それはどうでもいいや。あのさぁ、やっぱり俺1人で寝るのは嫌だし、2人共俺の部屋で寝よ。」
「宵一、分かった。このゴリラは置いて早く行こうぜ。」
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優桃(プロフ) - ゆーなさん» 初めまして、コメントありがとうございます。そう言って頂けると頑張ろうって思えます(*^^*)これからも頑張りますのでよろしくお願いします。 (2018年1月21日 21時) (
レス) id: a4872d24e8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーな(プロフ) - 面白かったです！お気に入り登録しときました！これからも頑張ってください！ (2018年1月21日 21時) (レス) id: 9e3b82e97b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：優桃 | 作成日時：2018年1月21日 21時
