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貴「夏バテ...ですかね?」
銀「間違いねーな。ろくに飯も食ってねーなら尚更だろ。」
まさか夏バテだったとは...
なら仕方ないか←
ってそうじゃなくって!
貴「治せますかね...」
銀「治す気さえあればだろ。」
貴「ですよねー」
知ってました知ってました。
人間、死ぬ気でやればなんでもできますもんね。
なんて心の中で毒づいていると、まあ、と銀さんが続けた。
銀「少しくれぇは手ェ貸してやらァ。」
貴「ほえ?」
銀「てなわけでとりあえず食え。温くなるぞ、ケーキ」
なんかはぐらかされた気がしなくもないけれど、それでは、と返事をしてケーキにフォークを刺した。
貴「いただきまーす....おいひい..」
銀「んー、んめぇな。正解引いてよかったわー」
貴「これ、なんのケーキですか?」
銀「なんだと思う?」
うむー...
口の中が爽やかで、ちょっとした苦味の中にちゃんとした甘みがあって...
貴「夏蜜柑...ですかね?」
銀「せいかーい。流石はAちゃん」
貴「えへへw」
褒められて悪い気はしないもんね。
パクパクと口に運んでいると、
銀「A明日暇か?」
と話を切り出された。
貴「暇人ですよー。今日銀さんが来なかったら間違いなくニートしてたんで。流石に買出しには行かないと、とは思ってましたけど。」
そう言えば
明日買出し行っからな、ちゃんと起きとけよこのニート
なんて言われたので
うっさい天パ
と返して、暫くしてから今日のところはお開きになった。
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銀色(プロフ) - とても面白かったです! なので凄く続きが気になります。 大変だと思ういますが更新待ってます! (2018年4月3日 21時) (レス) id: 54384483c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みや | 作成日時:2017年4月23日 11時