ベロニカVS大柄の男 ページ37
イレブン「あ、A、セーニャ!」
A「イレブン、パートナーがチャンピオンなんだって?良かったじゃない。」
セーニャ「ツイてますわね。」
イレブン達と暫く駄弁っていたけれど、私は途中であることに気がついた。
A「ねぇ、ベロニカは?」
それを聞いたと同時に外から物凄く騒がしい音が聞こえてきた。
イレブン「行ってみようか。」
***
ベロニカ「ちょっと!どこ見て歩いてんのよ!」
??「ったく、うるせえガキだな。てめえがチビなのがいけねえんだろ!」
ベロニカ「ハァ!?なに言ってんの、この筋肉ダルマ!そっちからぶつかってきたんでしょ!ゴメンのひとつも言えないの!?」
??「チッ!クチの減らねえガキだ!オレは抽選会が最悪の結果に終わってむしゃくしゃしてるんだよ!」
私は一足先に出てきてみるとこの通り、ベロニカは抽選会に出ていた大柄の男と口喧嘩をしていた。最悪、メラが飛び出してきそうな勢いで。
??「いい大人が八つ当たりとはな。見苦しいぜ、ガレムソン。」
ガレムソン「ああん!?誰だ!?
…………!チャ……チャンピオン……。」
私が止める前にストップをかけたのは、前大会のチャンピオンだったらしい。
確か……ハンフリーだと言ったか。
ハンフリー「抽選の結果が望ましくなかったからといって子供にあたるなんてみっともないぜ。
パートナーが誰であろうと闘士なら全力で戦うのみ……だろ?」
チャンピオンながらかっこいいことを言うじゃないか。
この町のヒーローといった感じがするな。
ガレムソン「あ……ああ、そうだな。
チャンピオンのあんたがそう言うなら……。
へへっ。悪かったな、お嬢ちゃん。それじゃ、オレはこのへんで……。」
さっきまでの威勢は何処へ行ったのやら……。ガレムソンと呼ばれた男は謝罪を述べるとそそくさと何処かへ駆けて行ってしまった。
セーニャ「お姉さま!おケガはないですか!?」
セーニャ達も出てきて、これで4人共合流出来た。
ハンフリー「よお、相棒。
このコ、あんたの知り合いだったんだな。
この通り、お嬢ちゃんは無傷だ。何事もなくてよかったよ。」
A「助けてくださってありがとうございます。私からもお礼を言わせてください。」
ハンフリー「いやいや、礼には及ばないよ。
それじゃ、子供たちがハラをすかせて待ってるんでこれで失礼するよ。
明日から始まる武闘会、絶対に優勝しような!」
……めっちゃいい人なのだが←
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KFC組を愛し隊 - 、、、何だろう、この勇者のショタっぷり、、(誉め言葉) (2020年9月26日 16時) (レス) id: edd235e4c2 (このIDを非表示/違反報告)
りこ - 良い話ですね…(泣)感動しました。これからも更新頑張ってください!応援しています( ´ ∀ ` )ノシ (2017年12月23日 3時) (レス) id: 6160959f20 (このIDを非表示/違反報告)
初音♪ゆいか(プロフ) - ミファーさん» ありがとうございます^^* (2017年12月3日 10時) (レス) id: 97a168b901 (このIDを非表示/違反報告)
ミファー - 楽しみながら見ています!これからも頑張ってください!(゜∇^d)!! (2017年12月2日 21時) (レス) id: a08f22c5ed (このIDを非表示/違反報告)
初音♪ゆいか(プロフ) - カグレさん» カグレ様、初めまして。そう思って頂けて嬉しいです。どうぞこれからもこの小説を宜しくお願いします。 (2017年11月3日 21時) (レス) id: 97a168b901 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:初音♪ゆいか | 作成日時:2017年10月10日 21時