貴方と彼との学校紹介。 ページ9
やはり、アイドル科の授業は慣れないものが多かった。
通常の科目であれば、それなりにできるが…
声楽とか、本当に訳が分からなかった…。
そして、今は昼休み。昼食を食べ終わり暇な私は、絶賛机に突っ伏している。
えっ？時間が進むのが早い？それは小説の…
止めておこう。どこからか、姉の「メタ発言禁止ーー！！！」という声が聞こえる気がする。
「AAって、いる〜？」
聞き覚えのあるこの声。
扉の所にたっていたのは……泉さんだった。
「えっ…泉さんなんで2年の教室に？」
泉さんは姉の瑠衣と同じ3年生のはず。
「佐賀美先生に、Aに学校案内してやれって。」
なるほど。
「わかりました。」
「あっ、A。なんか、椚先生にお前に学校を案内してやれって…なんで、瀬名先輩がここに？」
それはね…と言おうとする私をさえぎるように泉さんが、
「奇遇だね？俺は佐賀美先生にAに学校を案内してやれって言われて来たんだけど？」
すっごい黒い笑顔で言い放った。
「そうなんですね。でも、俺はクラス委員ですし…先輩の手をわずらわせるような仕事でもないので、俺が案内しますよ。」
「でも、多分あんたよりも先に俺はAと出会ってるわけだし。ねぇ？」
私に答えを求めないでください。
「……じゃぁ、二人に学校を案内してもらうっていうのは？」
私に導き出せる答えはこれくらいしかない。
「ふーん…まぁ、俺は別にいいけど？」
「俺も、大丈夫だぞ。」
こうして、3人で学校を見て回ることに。
「……っで、ここが放送室。今日はゆうくんが当番の日じゃないんだけどねぇ。」
えっ、この人ゆうくん？の放送当番の日覚えてるの？ヤバくね？
ん……？なんか、聞き覚えのある声が？？
「あっ!!Aーーー!!」
「ゲッ、瑠衣。」
そこには、ペンキを抱えた姉がいた。
「なんで、瑠衣はペンキ抱えているの？」
だいたい察しはつくが…まさか…
「これ？これはねー、夢ノ咲学院レインボープロジェクト！の、ためのペンキだよ!!これから、レオと渉と一緒に生徒会室を、レインボーにするの！」
やっぱりwww。
「瑠衣、それやると、副会長に怒られるんじゃない？」
「大丈夫大丈夫！死なない！」
「まぁ、程々にしなよね。」
「はーい！」
返事だけはいい姉を見送ると、チャイムがなる。
この後、私は泉さんと真緒をほったらかしてたことを謝罪し残りの施設は放課後に見ることになった。
早く、放課後にならないかな…
あなたと彼との学校紹介。２→←貴方のいない教室で。衣更side
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優陸 - 碧翆さん» ありがとうございます!!これからも頑張っていくので応援宜しくお願いします！ (2019年7月23日 19時) (
レス) id: 0f4055743f (このIDを非表示/違反報告)
碧翆(プロフ) - すごく面白くて好きです！！！！更新頑張ってください！！！応援してます！！！！！ (2019年7月19日 20時) (レス) id: a5f7ab183f (このIDを非表示/違反報告)
優陸 - そまそまりつりつさん» なるほど。自分もその所は悩んでたので有難うございます！すぐに直しますね(*･ω･)*_ _)ﾍﾟｺﾘ (2019年7月1日 22時) (レス) id: 0f4055743f (このIDを非表示/違反報告)
そまそまりつりつ(プロフ) - ま〜くんは『凛月』呼びかと…… (2019年7月1日 21時) (レス) id: 179de70c1e (このIDを非表示/違反報告)
優陸 - 愛咲さん» ありがとうございます！これからも頑張っていくのでよろしくお願いします！ (2019年6月30日 20時) (レス) id: 0f4055743f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：優陸 | 作成日時：2019年6月29日 13時
