貴方のいない教室で。 ページ7
期待を胸に扉を開ける。
「AAさん、自己紹介を。」
「はい。○○学院から転校してきた、AAです。3年生のA瑠衣の妹です。特技は姉を回避すること。プロデュースは初めてなのであんまり期待しないでください(笑)。
微妙な時期での転校になりましたが、よろしくお願いします。」
うん。我ながらいい自己紹介だ。
みんな、こっちを見てるけどまぁ、転校生でしかも女子なんだから、当然だよね。
「Aさんは、朔間くんの隣です。ホームルームはこれで終わりなので、1限目の準備を開始してください。」
先生……朔間くんどこですか?ww
赤髪にオシャレなバレッタを付けた男の子が手を振ってる。あの子が朔間くん？
とりあえず、鞄を席に置きたいので近づくと、
「凛月は、今いないんだよ。あ、お前の席はそこだな。俺は衣更真緒。よろしく！」
言われた席に座る。衣更くんと朔間くんの間の席だ。
第一印象は、いい人。太陽みたいな暖かい笑顔の衣更くん。
よし、覚えた。
「私は、AAって…さっきの自己紹介で言ったね。特技は姉を回避することだよ！よろしくね！」
「へぇ…Aって、あのA先輩の妹なんだ…姉妹だけどあんま似てないな」
「あはは…よく言われます(笑)」
普通に名前呼びしてきたけど、泉さんに言われた時のような、嬉しさはない…気がする。
「てか、あのA先輩って…姉がなにかやらかしました？」
「あぁ…いや、よく生徒会長のユニットの人とか、凛月のユニットの人とかとイタズラを…」
やっぱりあの人は…
「イタズラって例えば？」
「あぁ、この前は生徒会室の壁1面に楽譜を書いてたし、先週は、夢ノ咲学院レインボープロジェクトとか言って、1年の廊下を虹色にしようとしてたよ。」
「すみません…。」
ちょっと楽しそうだななんて思ってしまった。やっぱ姉妹なんだな。
「いや、レインボープロジェクトはギリギリのところでバレて、副会長に説教させられてたよ。」
ははは…と苦笑いする衣更くん。
というか…
「生徒会室は、阻止できなかったんですね…」
「……」
あ、衣更くんが真顔になった。ここ話は止めておこう。
「あっ、私も名前呼びでいいですか？」
「お、おう！俺も名前で呼んじゃってたしな、あっ、敬語じゃなくてもいいから。」
少し顔を赤らめる。
「そっか！よろしくね！真緒！」
ーーーーーーー
夢主のテンション高くないな。
今後調整します。
貴方のいない教室で。衣更side→←貴方への思いに気づくのはまだ先の話。
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優陸 - 碧翆さん» ありがとうございます!!これからも頑張っていくので応援宜しくお願いします！ (2019年7月23日 19時) (
レス) id: 0f4055743f (このIDを非表示/違反報告)
碧翆(プロフ) - すごく面白くて好きです！！！！更新頑張ってください！！！応援してます！！！！！ (2019年7月19日 20時) (レス) id: a5f7ab183f (このIDを非表示/違反報告)
優陸 - そまそまりつりつさん» なるほど。自分もその所は悩んでたので有難うございます！すぐに直しますね(*･ω･)*_ _)ﾍﾟｺﾘ (2019年7月1日 22時) (レス) id: 0f4055743f (このIDを非表示/違反報告)
そまそまりつりつ(プロフ) - ま〜くんは『凛月』呼びかと…… (2019年7月1日 21時) (レス) id: 179de70c1e (このIDを非表示/違反報告)
優陸 - 愛咲さん» ありがとうございます！これからも頑張っていくのでよろしくお願いします！ (2019年6月30日 20時) (レス) id: 0f4055743f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：優陸 | 作成日時：2019年6月29日 13時
