＃262 ページ12
「･･･オスマンが話し相手やと、
別の意味に聞こえて来るんやけど」
「ゾムさん？？？」
兄さんとトントンからの圧で、課題をやっていない組が先に終わらせようとしている中。
ゾムが手を止めてボソッと呟くのを聞いて、鬱は真顔で首を傾げる。
「や、オスマンはワンチャン、
分かってて言うてそうやん？」
「いや、そうかも知れんけどね？？
集中出来ひんくなるからやめてもらって
ええですかね？？？」
「やからエ○小僧言われねんぞー」
「せやぞー」
「筆頭に言われたないわっ！！」
シャオロンとロボロから横槍を入れられ、ゾムはガタッと立ち上がって二人に怒る。
「はいはい。
ゾムさん落ち着いてください？
後少しで終わるんですし、
早く終わらせて合流しましょう？」
エーミールが微笑みながら、ゾムの肩にポンッと手を置いてそう言う。
「うぅ･･･」
ゾムは納得したのか、眉を顰めながらも座って、また手を動かし始めた。
「･･･FPSゲー･･･
A興味持ってくれへんかな･･･。
そしたら一緒に○ペするんに･･･」
「先にマ○クラちゃうん？
まだ優しい方やろ、動き的に」
「ポ○モンとかやないんですか？
可愛いのぎょーさんおるし！」
「リズムゲー網羅･･･」
「ショッピ？？？」
「動き多いのばかりじゃないか」
「！グルッペン」
課題をやりながら話をしていたメンバーの中に、グルッペンが混ざって来る。
彼が隣に来て座り、コネシマはキョトンとしながらも、何処か嬉しそうである。
「慣れていないなら、
アクション系は避けるべきだろ」
「まー･･･それはそうかもやけど･･･」
「少し話をした時に、
どうやら歴史に興味があるらしくてな」
「歴史･･･ん？」
「操作が少なめで、
尚且つ歴史に関係するもの」
「おっと？？？」
教育的にアカン！！！」」」
「な、何故だ！？
丁度いいじゃないか！
条件的に合ってるだろ！？」
「AI操作せーへんガチ勢が
ワクワクしてんじゃねぇ！！」
「研究とか色々細かいのあるやろ！？」
「一から教えるゾッ。
ついでにハマらせて
好敵手になるまで育て上げるゾッ！」
「そのまま俺ん所
突っ込んで来る気やろ！！」
「都道府県でもいいゾッ！」
「嫌やぁっ！！」
「とんだ育成ゲーが始まりそう･･･」
「こわぁ･･･」
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作者名：桜華 | 作成日時：2022年12月1日 13時
