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表Aside
恐怖で体が硬直する感覚
それは前にも体験したことのある感覚だった
あれは、そう
ファインダーに囮にされたあの時だ
リ「Aから離れて！」
私をいつでも殺せる距離にいるジャスデビ
そのせいで
みんな近づくことさえできない
戦うことのできない私が
一番なってはいけない状態だ
戦う邪魔をしてはいけない
人質にされてはいけない
そんなことわかっていた
だから戦闘中は極力近づかないように気を付けていたのに
ジャス「この女さえいなくなれば
傷は治らないわけだし？さっさと殺しちゃった方がいいね」
だったらなんですぐに殺さなかったんだろう
クロウリーが散々餓鬼だって
双子のノアに言ってたけど
きっとこういう行動のことを言ってるんだろうな
手を出せないこの状況に
アレンたちは歯がゆそうにジャスデビを睨んでいた
私はどうにか落ち着こうと
締め付けられて苦しい肺に顔を歪めながらも
何度か深呼吸を繰り返す
何か、何かできるはずだ
治療しかできないといっても
私だってエクソシストなんだから
こういう修羅場は経験がなくても
戦場には行ってたんだ
考えて、考えて
その間に恐怖からの硬直が少しずつ取れて
頭が冴える
あぁ、、、そうだ
あれを試してみよう
『治療しか、できないって、、誰から聞いたの？』
ジャス「ティキだったかな？いや、千年公？」
ティキというノアも
千年伯爵も会ったことさえないんだけど
でもきっとどこかで知ったんだろう
『訂正、、しておくけど、、、、
私のイノセンスは、治療のイノセンスじゃ、ない』
上からの圧迫で息が苦しい
少しは緩めてくれないとつらい
普段治療しかできないと言っているのは
本当にそれしかできることがないからだ
でもイノセンス自体の能力は
治療ではない
治療は能力の副産物というか、なんというか、、、
ア「治療のイノセンスじゃない、、、？」
味方であるはずのみんなも
驚いた表情をしている
まぁ、そうだよね
だって私だって治療以外の目的で発動したことなんて
一度もなかったし
試してみたいとは思ってた
あの囮にされた日
私はたぶん、イノセンスを暴走させた
普段は繊細なコントロールで治療に使っていた能力を
制限なく全力で使った
結果どうなったのか
記憶をなくした私は覚えていないけど
どうなるのかは大体予想がつく
.
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ゆーな(プロフ) - 青魚さん» 初めまして！コメント有難うございます！！面白いと思って頂けて嬉しいです！亀更新ですが今後も是非覗いて下さい！ (2020年11月8日 3時) (
レス) id: ba73857385 (このIDを非表示/違反報告)
青魚 - 初めまして！何か面白い小説ないかと探していたらこの小説に出会って面白くて一気に読ませていただきました！Dグレ大好きなのでとても嬉しいです。お忙しいと思いますがゆーな様のペースで頑張ってください！こんな面白い作品をありがとうございます (2020年11月7日 20時) (レス) id: 15f10e7540 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーな(プロフ) - ダブルシュークリームさん» コメントありがとうございます！最近更新できなくてすみません！仕事と睨めっこしながら更新がんばります！！ (2020年10月11日 10時) (レス) id: 2cd9b938bd (このIDを非表示/違反報告)
ダブルシュークリーム(プロフ) - D.Gray-man、好きなのでこの小説読めて嬉しいです！前作も読みました。 すごい好きです！！続き楽しみですけど、無理しないでくださいね。 (2020年10月4日 13時) (レス) id: badfa15fc6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーな(プロフ) - みきさん» 更新停滞しててすみません！！頑張ります！書きます！また覗いてください！！ (2020年9月30日 5時) (レス) id: 2cd9b938bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆーな | 作成日時：2020年8月19日 22時
