私の居場所【D.Gray-man】3

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表Aside





ここからすぐに離れた方がいい




そう思っても体が、口が動かない



それぐらいの重圧



「「ガキガキって
マジでナメてね、、、？

遊びはやめた、、、
マジで消しちゃうわ、、、ッ！」」



体の奥底まで響くような重量のある双子のノアの声





やっとやばいオーラを感じ取れたのか
みんなの表情も険しいものに変わった



逃げるなら今しかないと
わかってる



わかってるはずなのに
みんな動こうとはしない




何が起こるのかと警戒する私たちの前で
ゆらゆらと立ち上がったノアは
知らない曲を歌い始める




逃げなきゃ、、、




『、、、、っ今のうちに扉を潜ろう！！』



扉のを潜ったからと言って
逃げられるわけじゃないのに



本能が
ここは危険だと訴えている



リ「えっ！？A？？」



リナリーの手を掴んで
扉の方に向かう私だけど
そんな私を他所に全く動かないアレンたちに焦りが募った



そうこうしてる間に双子のノアは
武器として使っている銃を
お互いのこめかみに宛がっていて



それだけでも驚きの光景なのに
なんの躊躇いもなく引き金を引いて
お互いの頭を吹き飛ばしたように見えた




ア「撃ち合ったッ！？」



私だってもちろんそんなことをするなんて思っていなかったから
唖然としてしまって、逃げるのも忘れる



呆然としているうちに
双子のノアの足元にあった影が動いて重なり
ぐるぐると渦を巻いて黒く大きく広がっていくにつれ
本体のはずの双子の体からは煙が上がり端から消えていく



煙はどんどん増えて
最後にはノアを目視できなくなるくらい煙が周りを覆いつくしてしまい
この状態ではもう逃げることさえできない




もっと早く、逃げるべきだったと
私が後悔している間に
離れたところにいたラビの焦った声が聞こえる



ラ「アレンッッ、クロウリー！！
バカ！そこから離れるさ！！頭の上だッッ」


ラビの声が早かったのか
それともノアの方が早かったのか



私たちが上を見ようとするよりも早く
風がほおを撫でた




『？？』



誰もその速さについてこれなかった




気づけばすぐ近くにいたはずのクロウリーが
離れた壁に叩きつけられていた



それも、相当の力だったみたいで
クロウリーの周りには血が飛び散っている





ア「ク、、、クロウリー、、、ッ」



「まず1人、、、」





そこには私たちの知らない
男か女かさえも分からない者が
楽しそうに立っていた





.

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