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表Aside
ゆーくんだけ残して
私たちは次の扉を通った
ゆーくんは丈夫だし
心配だけどたぶん大丈夫だろう
一本道の廊下をみんなで進んで行き
途中崩壊に巻き込まれそうになりながらも
何とか進んで行く
リ「A、、、、」
順調に進んでいる中
リナリーが遠慮がちに私に話しかけてきた
何故か私に話しかけるとき
みんな危険物に触れるような表情をするのは
なんでなんだろうか
リ「チャオジーと何かあった?」
そう言って視線だけサポーターくんを見たリナリーにつられて
私も彼の方を見てみるとどこかしゅんとしているような気がする
きっとさっきの話が途中で終わってしまったことが
原因なんだろうとは思う
『あ〜、、、、ちょっと私が怖がらせちゃったかも、、、?』
こんな小娘風情に怖がるなんてこと
ないとは思うけど
気にしてはいるはず
リ「何があったの?」
『あの、チャオジー?って人は悪くないよ
私が勝手にイラっとキちゃっただけだから』
リ「Aが怒るって珍しいわね」
確かに、リナリーの前で
そんな感情になったことも
表情や仕草に出たこともなかったから
『えっと、、、チャオジー?
気にしないでね??私怒ってないからね??』
近くを歩いていたサポーターくんに
とにかく弁解しておく
だって今気まずい状況をつくったまま
放置するのは得策だとは思えないから
チャ「俺も申し訳なかったっス!
俺、戦えないことを非難とかしたつもりはなくて
ただ同じエクソシストの仲間なのに遠慮してるみたいだったから、つい、、、」
見事な90度の前傾姿勢のまま謝るサポーターくんに
それまで話を聞いていなかった他のみんなも驚いたように
こちらを見た
ラ「え、何々??
俺たちの知らないところで
なんかあったんさ?」
ア「何があったんですか?」
『みんなが気にするようなことは
何もないよ〜』
ここで足を止めてまで話すことじゃない
だから私は安心させるように
ニコッと笑った
そんな私を見て
みんなはそれ以上聞いてくることもなく歩き始めた
ただひとり
リナリーだけは
どこか浮かない表情をしたままだった
.
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ゆーな(プロフ) - 青魚さん» 初めまして!コメント有難うございます!!面白いと思って頂けて嬉しいです!亀更新ですが今後も是非覗いて下さい! (2020年11月8日 3時) (レス) id: ba73857385 (このIDを非表示/違反報告)
青魚 - 初めまして!何か面白い小説ないかと探していたらこの小説に出会って面白くて一気に読ませていただきました!Dグレ大好きなのでとても嬉しいです。お忙しいと思いますがゆーな様のペースで頑張ってください!こんな面白い作品をありがとうございます (2020年11月7日 20時) (レス) id: 15f10e7540 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーな(プロフ) - ダブルシュークリームさん» コメントありがとうございます!最近更新できなくてすみません!仕事と睨めっこしながら更新がんばります!! (2020年10月11日 10時) (レス) id: 2cd9b938bd (このIDを非表示/違反報告)
ダブルシュークリーム(プロフ) - D.Gray-man、好きなのでこの小説読めて嬉しいです!前作も読みました。 すごい好きです!!続き楽しみですけど、無理しないでくださいね。 (2020年10月4日 13時) (レス) id: badfa15fc6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーな(プロフ) - みきさん» 更新停滞しててすみません!!頑張ります!書きます!また覗いてください!! (2020年9月30日 5時) (レス) id: 2cd9b938bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆーな | 作成日時:2020年8月19日 22時