____53 ページ8
表Aside
黒の教団について
最初にしたのはへブラスカのところで
イノセンスのシンクロ率の測定だった
コ「ようこそ!
僕は室長のコムイ・リーです!」
すっごくテンションの高い室長さんに
場所も目的もいまから行うことも知らされずにつれていかれた私は
へブラスカを見て、死を覚悟した
へブラスカ、ごめんね
だって知らずにいきなり見たら
誰だって怖いと思う、絶対に
結果で言うと
シンクロ率は94だった
果たしてこの数字が良いのか悪いのかはわからないけど
とてつもなく低いわけではなさそうだから安心した
その後は室長室で
先日おじさんに説明された内容を
再度聞かされた
コ「Aちゃんはこれからエクソシストとして
任務をしてもらうことになるんだけど」
そこで一旦言葉を切った室長さん
丁度飲み物を持ってきてくれた
私と同じくらいの年の女の子を見て
うんうんと何か決めたように頷いた
コ「最初のうちはリナリーと任務に行ってもらうことにするよ」
リナリーとは
きっとこの女の子の事なんだろう
自分の名前をいきなり呼ばれて
一瞬動作が止まった後
言葉を理解したらしく私を見てニコリと笑った
リ「初めまして、私はリナリー・リー
よろしくね」
とても笑顔の可愛い女の子だ
同い年、、、かな??
『Aです、よろしくお願いします!』
私も負けじと笑ってみるけど
まだ緊張してぎこちない気がする
コ「Aちゃんのイノセンスは治療のみだから
戦闘には参加できないけど
ケガの絶えないここではありがたい力だ
期待してるよ」
言葉だけ聞くと
すっごく荷が重いような気がするけど
室長さんの表情はとても優しいもので
圧の全く感じない暖かい声に
表情が緩んだ
『精一杯頑張ります』
室長室での話が終わったとは
リナリーに教団内の案内と私の部屋を教えてもらった
リ「最初慣れるまでは不便たと思うけど
みんな優しいからすぐ慣れると思うわ」
『ありがとう』
教団内はとっても広くて
正直迷子になりそうだったけど
常にどこかしらに人の気配があるから
迷子になったら誰かに聞こうと心に決めた
最初の任務は入団して3日後だった
私は戦えないから見ているだけだったけど
リナリーは強いんだなって感激した
結局ケガ人は出ず
私は何もしないまま教団に帰還したのだった
ケガ人が出ないのはいいことだけど
なんだか居心地悪く感じた
.
81人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ゆーな | 作成日時:2020年8月4日 17時