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コムイside
ル「そうは言いましてもね
変えて欲しいというのはそもそも
その3人のファインダーから言われたことなんですよ」
コ「はぃ!?」
その3人ってことは
ウィル、カトリーヌ、カールの3人ってこと、、、
コ「なぜっ!どうして、あの3人が、、、っ!?」
良好な関係を気づけていると思っていたのは
勘違いだったのか
それともほかにも何か理由が、、、?
ル「ここ最近、AKUMAの力が強くなって
任務での負傷は日を追うごとに増しているそうです
いくら治してもらえるとはいえ
ただの人間であるファインダーが
その痛みに何度も耐えられると思いますか?」
コ「、、、、、」
言葉が
出てこない
そうだ、、、
いくらすぐに治るとはいえ
ケガをした時にはもちろん痛い
それも転んでできるような軽い傷ではない
なんどもなんども
死ぬほどのケガをして治療されてを繰り返していれば
普通の人間なら心が病んでしまう
任務に行きたくないとさえ
思ってもおかしくない
2年以上、3人はそんな状況で
文句も言わず任務をしてきたんだ
専属であるがゆえに
避けられないケガ
戦えないエクソシストの盾になりケガをする
それは並大抵の神経ではできないのだ
そう思えば
よく2年以上も、我慢してくれたと
賞賛されこそすれ責めることなどできない
ル「わかって頂けたようで安心しましたよ」
わかりたく、、、なかった
ル「今度の任務で最後です
Aにちゃんと伝えてください、コムイ室長」
僕は、、、、なんて無力なんだ、、、
コ「承りましたっ、、、」
これで
本当にいいのか?
Aちゃんのためだと考えれば
ファインダーは変えない方がいいんじゃないのか?
ル「情を捨てなさい、室長
エクソシストは甘やかすために居るのではない」
コ「、、、、はい」
Aちゃんは
甘やかされてなんかいない
むしろ、もう少し
僕たちに甘えてくれてもいいくらいに
今のAちゃんは頑張りすぎなんだ
でも、、、言えない
ごめん、Aちゃん
君を守ってあげたいのに
僕がいつも君にしてしまうのは
残酷なことばかりだ
.
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作者名:ゆーな | 作成日時:2020年8月4日 17時