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表Aside
あれから不思議な夢を見ることが多くなった
とはいっても
目が覚めたら覚えていない
でも不思議な夢だったって事は
覚えている
不思議な夢を見るようになってだいぶたった頃
私の変な噂が流れるようになった、らしい
リ「A、最近変な噂が流れてるって知ってる?」
『変な噂?』
室長室で書類整理のお手伝いをしていた時に
ふとリナリーに聞かれた
リナリーの言葉に、その場にいた
室長さんやリーバーさんも視線を向ける
どうやらその噂というのを知らないのは
私だけのようだった
噂は大概ファインダーが広げるので
私の耳にはなかなか届かないらしい
陰口は今のところリナリーの耳には入っていないみたいなのに
不思議なものだ
リーバー「あ〜、あれだろ?
夜中にAが教団内うろついてるっていう」
リ「はい」
コ「それなら僕も聞いたことあるなぁ」
、、、、なにそれ?
全く身に覚えの無い噂に
驚いて3人を見た
『私、ちゃんと寝てるけど、、、』
リ「そうよね
だからきっと人違いだと思ってるんだけど、、、」
見たっていう人が多くて
そう言いにくそうに笑うリナリー
室長さんやリーバーさんもどうやら
信じてはいない様で苦笑いを浮かべている
コ「なんでも、夜にAちゃんが教団内をうろついてて
気づいたファインダーが声を掛けたら
殺されるんじゃないかってくらい睨まれたって話だよ」
リーバー「神田ならまだしもAが睨むってのが
想像できないしな〜」
もしかして
私、知らないうちに徘徊とか
してしまっているのだろうか、、、
それとも白昼夢、、、、?
リ「きっと誰かが遊び半分で作った噂話よ」
『そう、だよね、、、』
最近変な夢をよく見るから
もしかしてそのせいなのかもしれないと思ったけど
そんな覚えてもいない話を言えない
というか説明できない
きっとただの噂だということで
その場は結論づけた
リナリーたちが知ってるってことは
ウィルたちも知っているのだろうか
今度聞いてみよう
そう思って
資料整理を再開した
.
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作者名:ゆーな | 作成日時:2020年8月4日 17時