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表Aside





いつからだっただのだろうか





私が教団に入団して1年以上が過ぎたころ

私の耳に入ってきた
私の陰口




聞いた最初はショックだったものの
言われていることは
日頃常々私自信が思っていることだったため
腹は立たなかった




____治療しかできないのにエクソシストってだけで偉そうに



イノセンスの適合者だからエクソシスト


エクソシストは人数が少ないから
どうやってもファインダーより優遇され
ファインダーはエクソシストを守らなければならない




そんなの、私には当てはまらないと
思うことはよくあった





AKUMAを倒せない私がエクソシストを名乗るなんて
恥知らずだと言われても
その通りだと公定するしかなかったのだ





カール「あの、A、、、」




廊下でたまたま聞いた私の陰口




相手が私に気付いていなかったこと
今一緒に居たのが他のエクソシストでもウィルやカトリーヌでもないこと
が唯一の救いだった




神田はともかくとして
リナリーやウィル、カトリーヌが聞いていたら
きっと飛び出して文句の一つでも言っていたかもしれない



それほどまでに
私はみんなから大事にされている自覚はあった




カールはそういったことには向いていないし
口も堅いから今回の事も内緒にしてくれるだろう




『大丈夫、その通りだもん』



私が笑うと、カールも申し訳なさそうに笑った



気を付けたつもりだったけど
どうやら不格好な笑い方だったらしい



『カールはこういう話は初めて聞いたの?』



カール「いぇ、、、あの、、、、」




あわあわと動揺するカール
どうやらすでに聞いたことがあったみたいだ



つまり、私が知らなかったってだけで
もうすでに広まった陰口なんだろう



『ウィルやカトリーヌも知ってる?』




カール「はい、、、」




初めて聞いたのは
3人そろって食堂で夕食をとっているときだったそうだ



その日私はリナリーと近くの町に買い物に行っていて
知らなかったけど、結構な騒ぎになったらしい



話が聞こえたウィルとファインダーが喧嘩になり
そういう無茶をした時にストッパーになるカトリーヌも
その時には何もせず相手を睨んでいたそうだ



その日以降3人の前でそう言った話を誰もしなくなったそうだが
それで収まるわけもない



退屈な教団内では
そういった陰口も気晴らしのひとつなのだから









.

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作者名:ゆーな | 作成日時:2020年8月4日 17時

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