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表Aside





『へぇ〜、じゃぁ2人はもう長いんだ!』




カ「長いといっても7年よ」



ウィ「長い奴は長いからな〜」




私たちは室長室を出た後
食堂で親睦を深めていた




ウィルとカトリーヌは
教団に入って7年になるそうで
何度も任務で一緒になっているらしい



仲がいいから付き合ってるのかと思ったけど
どうやらそうではないようで



カ「ウィルと?
ないないっ!」



ウィ「んなバッサリ言われると
流石に傷つくんだが!」




カトリーヌにははっきり否定され
ウィルはしょげてしまった


どうやらウィルの片思いの様だ




『カールって何歳?
教団に入って2年って言ってたけど』



カール「14です」



『じゃぁ私の2つ上なのね
、、、、、というか、タメ口で話さない?
年下の私が言うのも何なんだけど、、、』




まだ緊張しているのか
こういう性分なのか



ずっと敬語で話すカール



私自信、敬語はちょっと苦手だから
年上のカールに敬語を使われると
私、タメ口でいいのかと思ってしまう



カール「いや、、、でも、エクソシスト様にそんな、、、」



あ、真面目なんだ



『私、エクソシストって言っても
全く戦えないんだから
そんな畏まられると困る、、、、』




ケガ人が出ない限り
任務先での私なんて
ファインダーより使えない



そのことに気付いた最初は
教団に居て、運ばれて来たケガ人を治した方が
いいのではないかと落ち込んだ



戦火を上げることのできない私に
様なんてつけられても居心地が悪い



カ「Aの力はそんな卑屈になるようなものじゃないのよ?」


ウィ「生存率を少しでも上げられるってのは
エクソシストにもファインダーにもありがてぇんだぜ?」



カール「そ、そうですよ!!
むしろ他のエクソシスト様にはできないことができるなんて
すごい事じゃないですか!」



すっごい、、、褒められてる、、、、?



『あ、ありがとう、、、、』



3人の圧が何だか重いわ、、、



それでも
そこまで言ってくれる3人の気持ちは素直に嬉しくて



ついつい頬が緩んだ





会って数時間しか経っていないけど
私を思ってくれる3人に
私は改めて頭を下げた




『これからよろしくお願いします』





3年後に待つ悲劇なんて知る由もなく




私は3人と知り合えたことを
純粋に喜んだ









.

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作者名:ゆーな | 作成日時:2020年8月4日 17時

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