私の居場所【D.Gray-man】

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リナリーside




通話が終わって
私はもう一度部屋に戻った


やっぱりAは居ない



こんな朝から一体どこに行ってるんだろう




この町は立ち寄っただけで
AKUMAの目撃情報とかはないけど
用心した方がいいのに



部屋を出ると丁度廊下でアレンくんたちに会った




ア「おはようございますリナリー」



リ「おはよう
ねぇ、みんなA見なかった？」



ラ「俺たち今起きたところだからな〜」



クロ「見てないである」




どこ行っちゃったんだろう
あてずっぽうで探しても見つからないと思うし




う〜んと考えていると
アレンくんがもしかして、と口を開いた



ア「昨日シェリアさんが言っていた穴ってところかもしれませんよ？」




2年前からどうなったのか
気になってはいるだろうし行ってるかもしれない





リ「行ってみましょう」




とはいっても
私は詳しい場所は分からない



森って言っていたから
とりあえず町の近くにある森にみんなで行ってみることにした




森は、町から出て歩いて10分程度の場所にあった




よく人が出入りしているのか中へ続く道がある




みんなで森の中へ入っていくと
程なくして開けた場所に出た




ア「ここだけ何も生えていませんね」




多分ここが
昨日Aが言っていた場所なんだと思う




あたりを見回すと木陰のところに座っているAが居た




やっぱり気になって見に来たのかもしれない





リ「A、、、、？」



『っ！、、、、、』




寝てた、、、のかな？



私が声をかけるまで気づいていなかったみたいで
一瞬驚いた表情をした後何時もの無表情に戻った




ア「おはようございますA」


ラ「みんな心配したさ〜」




『、、、、、』





安定の無視だけど
最近は見慣れてしまった




リ「本当に何もないのね
様子を見に来たの？」



『見たら何かあるかと思ったのよ』



「「「、、、、、、？？？」」」




『やっぱり思った通りだった』





ア「、、、、何か、あったんですか？」




『言う必要性を感じない』



ア「そうですか、、、、」





何か落ちてたのかしら、、、？



Aの言っていることは理解できないけど
本人は満足できたみたいだし、、、よかったのかな？？




Aに先ほどの兄さんからの指示を伝えると
私たちは町に戻った




そして朝食後、私たちはAと宿で別れ
汽車に乗り込み、次の町を目指した









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