傍観者でいたかった【D.Gray-man】3

115.お願い ページ39

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酷な事を言っていることはわかってる




それでも神田にお願いするのは




なんだかんだできっと
神田は私のお願いを聞いてくれるって
わかっていたから




アレンくんは
破壊してくれないだろうし



リナリーには頼めない



他のエクソシストは嫌だ




幼い時から教団で共に過ごした
神田だからこそ私はお願いできる






『私はAKUMA

神田はエクソシスト


エクソシストなら
任務を果たして』





これ以上
何もできない自分は嫌なの



AKUMAは嫌



解放して



私の魂を






『破壊して』






神田が再度夢幻を抜いた





今まで見たことない
神田の苦痛で歪む表情





ごめんね、神田





苦しめてごめん






私だけ楽になってごめん





恨んでもいいから







神「俺を恨め」






そう言って夢幻を振り下ろす神田と
目が合った





恨むわけない





恨むはずがないでしょう





酷いお願いをしたのは私なんだから







『ありがとう』







爆発する直前







森の奥に
ティキがいるのが見えた







ごめんね





ティキ









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