傍観者でいたかった【D.Gray-man】3

107.どっちの味方 ページ31

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必死にサードエクソシストを止めようとするアレンくんを
邪魔したのはリンク監査官だった




どうして止めたのかはわからないけど



結局はリンク監査官は
ルベリエ長官の犬だから


そう考えると嫌でも納得できた



テ「そろそろ帰るぞA」




『うん、、、』




今回の目的であった
アレンくんのノアの覚醒は成功した



一度覚醒してしまったら
アレンくんがいくら抑え込んでも
いずれノアに飲み込まれる




アレンくん



神田





どうか無事でいてね





私はティキに腰を引かれながら
千年伯爵の出したゲートに向かった




千「貴方方が計ったサードエクソシスト計画
実によく理解できマス

生存を求める故のごく自然な行動ダ

しかしながら
我々にはルールがあるノデス

我々は自らが掲げた神で
殺しあわねばナラナイ

その筋道からハズれる事は
断じて許しマセン

力を欲っするなら
ハートを探すコトデスヨ」





イノセンスとAKUMA




それぞれの神




教団は力を欲するあまり
イノセンスを神と崇めているのに
敵のダークマターに手を出してしまった



うまく使いこなせるハズなどないのに




悔しそうなアレンくんの顔



『、、、死なないでね』




私は聞こえるはずがないのに
小さな声でアレンくんにそう言って



ティキと共にゲートを潜った





今回の戦闘は



時間からすればとても短かっただろう





だけどいろいろあったからなのか



とても長い




長い戦いだったような気がした






千年伯爵の方舟ゲートを通して
屋敷に戻ると



私は着替えることもなく
部屋に戻ってそのままベッドにダイブした





一緒についてきていたティキは
きょとんとしている





テ「そんなに疲れた？」




『すっっっごい疲れた、、、、』





体力がっていうより
精神的にかなり疲れた




アレンくんとは初めて会ってから
まだそんなに月日は経っていないはずなのに


なんであんなに心が動かされてしまうんだろう




神田は幼い時から一緒だったから
思い出も多いし、だからなのか
安否がすごい気になる




『はぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜』




テ「すごい溜息www」





初めてティキを怖いと思ってしまった


今はもちろん怖くないけど




私はAKUMAなのに
それでもやっぱり元は人間で



アレンくんたちは仲間、、、だったから




仲間が傷ついていくのに
それを楽しんでみているティキたちが
恐ろしいんだ




私は、、、どっちの味方、、、？





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