傍観者でいたかった【D.Gray-man】3

90.ハースト孤児院 ページ14

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適当に行き先も決めず出て来たけど
ここってどこら辺の街なんだろう





人が沢山行き交ってて
高い建物




賑わっている街





ぽけ〜っと歩いていたら
町外れまで歩いていて





お金もないからショッピングも出来ないし
どうしようかと考えていると




ひとつの建物に目が止まった




ハースト孤児院





こんな賑わった街でも
孤児院ってあるんだなぁ




賑わってるからこそなのかな？？





生前、適合者じゃなかったら
私も孤児院に入っていたんだよね、、、





そう思うとなんだか親近感





近くのベンチに腰をかけて
誰か子供出てこないかなぁなんて




見てどうかするって訳じゃないのに
どんな子がいるんだろうっていう

ただの興味で孤児院を眺める





30分ほど経ったくらいだろうか





日が暖かくてウトウトしていたら
誰か出てくるのを待っていたはずなのに




予想と裏腹に
数人が孤児院を訪れていた





、、、、、はぁ、、、、、





どうやら私は余程縁があるらしい





孤児院を訪れたのは
アレンくん、リンク監査官、神田、マリ




なんでこう、外に出る度に
みんなに会うんだろう




向こうは私に気づいていないみたいだから
この場で大人しく観察しておく





でもこんなところにエクソシストって




まさか適合者が子供の中に居るとか？





建物に入っていったみんな





追いかけたい



話聞きたい





って思うけど




そんな忍みたいな能力もってないから
ここは大人しくしておこう






帰ってもいいんだけど
気になるからみんなが出てくるまで待っとこう





そう思って
私はまたもやベンチでウトウトした









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だいぶ時間が経って



次に訪れたのはおく知らないおっさんと
化学班の人たち


それに鴉の人





何がどうしたんだろうと思って
見ていると鴉の人が
通り抜ける様に建物の中に消えていった






これは、、、




結界みたいなのが
張られている、、、？





って事は
アレンくんたちは今
AKUMAに襲われているの？





そう思った瞬間



考えるよりも先に体が動いていた






リーバー班長は
歩いて来る私に気づいて不思議そうな顔をする





伯爵側が作った結界なら
AKUMAである私なら入れるんじゃない？





そう思って、一直線にドアへ






リーバー「ちょっ？！君？！
待て待て！！」




『離してください』






みんな、死んでないよね、、、？









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