傍観者でいたかった【D.Gray-man】5

161.帰還 ページ1

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リ「A〜〜〜〜〜！！！！」





数か月ぶりに本部へ戻ってきた





本部へ戻った途端
待ち構えていたかのように
リナリーが飛びついてきて





かなりびっくりした





『ただいま、リナリー』






リ「長期任務とは聞いてたけど
遅すぎよ！！！」





『ごめんね〜心配かけて』




怒っていてもなんだかんだでかわいいリナリー




癒される






『ゆっくりリナリーと話したいところなんだけど
報告書をまとめないといけないから
続きはまた後でね』





私がそういうと、仕方がなさそうに
リナリーは私から離れてくれた





ささっと書き終わりたいところだけど
今回はすべてを偽りなく書くと大変なことになるから
気を付けて書かなければならない




ただでさえ報告書って書くの面倒臭いのに
今回は余計に疲れそうだ




自室に戻って息つく暇もなく
報告書を作り始める






普通だったら一時間もかからない報告書作成に
今回は二時間ほどかかってしまった





ずっと頭フル回転だったため
作り終わった時にはどっと疲れが出る





その報告書を室長へもっていって
今回の事を少しだけ口頭で説明した




そこで神田とアルマはティエドール元帥の弟子になったと
聞かされた





神田は元々ティエドール元帥の弟子になるって知ってたわけで

流れ的にアルマもそうなるだろうって思ってたから
驚きはしなかった





神田たちは私の言ったことを守ってくれてるみたいで
結晶型イノセンスのことなど



室長たちは何も知らないようだった





あの状況を見ていない
聞いていないのであれば




神田やアルマのイノセンスは装備型と言い張れば
なんとかなるだろう



まさか本人の血だとは誰も思わないはずだ






報告も終わり
私は別れる前衝動で待ってると言ったリナリーの所へ向かった






『お待たせリナリー』




リ「結構時間かかったのね
そんなに大変な任務だったの？」





『まぁね〜』





差し支えのない程度に
今回の事についてリナリーに話した




もちろん実験の事など詳しいことは言えないんだけど






リナリーは真剣に話を聞いていた






話し終わると次は
私がアジア支部に行ってた間の事を
色々話してくれた






リナリーが以前より
さらに表情豊かになっていて



とてもうれしかった









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