傍観者でいたかった【D.Gray-man】

21.ターゲット ページ23

ティキside




テ「ねぇえぇ〜千年公」



千「なんですカ？ティキぽん」



テ「この呼び方、やめてほしいんスけど

まぁそんなことより

この前貰ったターゲットのリスト
これ間違ってない？」




千「なんのことですカ？」




テ「エクソシストはまぁ分かるとして

この、、、女は、ファインダーでしょ？」




俺はカードに書か出た文字を
千年公に見せる



千「間違ってなんかいませんョ？
彼女もターゲットデス」





佐倉井A




どうしてAが
ターゲットになっている？




さぼり癖があって、不真面目な彼女が
ターゲットになるのがどうしても
腑に落ちなかった




千「多分ですケド

彼女、適合者デスョ」




テ「はぁ？！マジ？！」



千「少し前、マテールという町で
レベル２のAKUMAが一瞬でやられましタ

その時AKUMAが最後にとらえていた映像に映っていたのが彼女

もしかしたら元帥なんかよりも
もっと恐ろしい存在かもしれませんネ」




テ「、、、、、」




あいつが適合者？

エクソシストだっていうのかよ



じゃぁなんでファインダーの
恰好なんてしてるんだ？




俺はやっぱり腑に落ちなくて
でも仕事はしないといけないし



千年公に礼を言って
俺は中国へと向かった





Aのことはとりあえず後だ




今は他のターゲットを始末しよう









.









.









そう思っていたのにさぁ〜




戦場の中


ぽつんとたたずむAを見つけた




どうやっても
先に片付けないといけない訳ね、、、




俺は背後まで近づきトントンと
Aの肩をたたいた




『、、、、、、』





えぇ〜無視、、、？


俺も少しは傷つくんだけど





テ「お嬢さん
こんなところにいたら危ないよ？」





『、、、、、ティキ、、、、？』





振り返ってもいないのに
俺の声だけで気づくとか
この子スゴ！





テ「久しぶり
こんなところで何してるの？」




『この戦いの行方を、、、みてるの、、、、』




テ「ん〜、、、それって楽しい？」




『、、、、つらい、、、かな、、、』




そういいながらこちらを見たAに
俺は言葉を詰まらせた




なんで




そんな死んだような顔を
してるの？





沢山の涙をためて




この前まであった光は
Aの目にはなかった






『、、、、ノ、、、、ア、、、、、』





テ「あぁ、、、そうだよ」








俺は今
どんな顔をしているんだろう、、、、









.

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