傍観者でいたかった【D.Gray-man】

11.不審者 ページ13

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ヤバイ、、、


初の同類！！泣きそう！！






『私も今はそんな気分じゃ無いから
サボってる

いい天気だし』





「あぁ〜確かに

今日は昼寝するには
いい天気だよな〜〜」




横から欠伸が聞こえる




そぅ！

私が求めていた友は
こういう奴なのだ！！



やる気の無い感じ！！





『貴方、、、名前は？』




「聞くときにはまず自分からだろ？」




『私は、佐倉井A』



「俺はティキ・ミック

Aか、覚えてくよ
君は俺と気が合いそうだ」




『そうね、私も』





男がフッと笑った





その笑顔は
とても綺麗で





世で言うイケメンだと思う






ティキ・ミック





初めて出会った
雰囲気が似てる人






居心地のいい人






私はそんな彼の横顔を見ながら
いつのまにか眠りに落ちていた






今はまだ物語の序章





だから知りもしなかった






彼がノアで

私達、黒の教団の敵であると言うことを









ーーーーーーーーーー
ティキside





ファインダーの女がいた



しかも呑気に野原で寝転がって居眠り



まぁ俺も
仕事面倒臭ぇなぁーって思うことも多いから

気持ちがわからなくも無いけどさ




少しの興味に釣られて
俺はファインダーの女の横に寝そべった




案の定女は不思議そうな顔を
向けてくる




「俺の顔に何かついてる？」




『！、、、別に、、、』





ばっと顔を背ける女に
少し笑ってしまった




なんか面白そうな奴だなって




そこで初めて俺は
女の顔を見た





おー、、、美人じゃん






まぁ何というか

普通だったらこんな野原で寝るなんて
恥ずかしい！！と言いそうな

綺麗な顔立ちをした女だ





いくらファインダーと言えど
こんな所で寝てたら襲われるんじゃ、、、




と


柄にもなく人間の心配なんか
してしまう





話をするとどうやらこの女も
仕事をサボっているらしい





なんだか雰囲気の似たやつだ


それに隣にいて居心地がいいとか



俺、頭いかれたか？





こいつ敵なのによ〜





程なくして女、、、Aは
スゥスゥと寝息をたてて眠り始めた






、、、、可愛い、、、




いやいや、、、

マジで俺頭やばいかも






俺は頭をガシガシ掻いた後
いっときAの顔を見て




静かにその場から立ち去った









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