傍観者でいたかった【D.Gray-man】

43.心の色 ページ45

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『で、教団に入った後に
ハートのことについては自分なりに調べたよ

で結果、私のイノセンスはハートだったってわけ

これで私の過去の話は終わり』




リ「そんなことが、、、」



『別に家族をAKUMAに殺されたわけでもないし
リナリーの過去に比べたら
私の過去なんて可愛いものだよ』



リ「そんな事！」



『私は今の今までずっと
イノセンスから逃げ続けてきた

戦わなかった

そんな私のどこが辛かったと思う？』



リ「、、、、」




リナリーの鋭い目つきはなくなったけど
辛そうな顔もさせたくなかったのにな、、、



リナリーはたくさん
戦場を見てきたはずなのに
心がきれいすぎるよ




私の心は、、、



一体何色なんだろう




真っ黒？


それとも少しは優しい色が残っているのだろうか





過去を話終えて
アレンくんたちを見ると



なんというか、、、、アレンくんは
すごいボロボロになっていた



その状況に気づいたリナリーが
ロードに食って掛かっているけど
ロードは気にもしていない





このまま進めば
アレンくんが負けるのは
見ているだけでわかるのに




私の中のイノセンスが
暴れまわっていた



何かがこれから起こると
教えているように




アレンくんがティキに吹き飛ばされて
私たちを閉じ込めている箱に激突した



見るとイノセンスの手にはヒビが




それなのにまだ立ち上がるアレンくんは
本当にすごいと思う



普段の優しいアレンくんからは
想像もできないくらいのオーラ



そしてアレンくんのその強い意志に反応するように
ひび割れた腕が修復した




『、、、すごいね、、、アレンくん』




アレンくんが強くなればなるほど
ティキが不利になるのに


それでもすごいと思った



表情の変わったティキ



そして狂ったように笑った




テ「ＯＫよーくわかった

まずは少年を殺さねェと
そのイノセンスは死なねェってことか」




ロ「ティッキーがキレたぁ〜」





すごい怖い顔をしたティキ


何かを察知したロード


次の瞬間
大きな黒い球体がアレンくんを飲み込んだ





何をしているのかはわからない




でもこれは確実に
アレンくんがやばい、、、、



気がする









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