そこにいた証【リヴァイ】3

85.貴女にわかるかな？ ページ5

リヴァイside



リ「あいつ、何を考えてる」


ハ「なにが？」



俺たちはAの面会の後馬を走らせ
調査兵団旧本部に戻る途中だ



リ「なぜ、あそこまでシノンの行動を気にする？」



ハ「Aは隠し事が多いからねぇ〜

何か考えがあるんじゃないの？」



リ「だろうな」



俺は知っている



シノンが殺したのがジュリアであるという事


だがジュリアとAになんの関係があるのかまではわからない



わからないから腹が立って



俺は全てを知りたいからだ





何故ジュリアは俺と会ってくれていた？

何故ジュリアはあの壁から身を投げ出すような真似をした？


何故ジュリアはシノンに殺された？


何故という言葉を並べれば無限に出てくるのではないかと言うほど

俺はジュリアに会って確かめたいと



そう思った






だが、ジュリアは死んだのだと


そう考えてしまう俺自身もいる



真実は一体どこにあるんだ？




何も腑に落ちず

何も解決しないまま



俺とハンジは調査兵団旧本部に到着した





馬の世話を終え自室に戻ろうとした時

目に入ったのは

困り果てるエレンと問いただすシノンだった







リ「お前らそこで何サボってやがる」




声をかけるべきではなかった



数分後の俺はそう思ったんだ




シ「Aは？！

Aはどこにいるの！！

答えてよ！エレン！！」




エ「だ、から！！

しらねぇって言ってんだろうが！！！！」





シ「嘘、、、！！嘘よ！！！！

数日Aを見てないの！！

それなのになんでAの事を心配にならないの！？

私は心配でどうかなりそうなのに！！！！

みんな私からAを隠してるのよ！！」



エ「隠してなんかねぇよ！！」





ガッと近寄りエレンの胸ぐらを掴んで問いかけるシノンにエレンも怯まず言葉を返す


だが、エレンの顔は隠し事をしていると言わんばかりに引きつっていた




エ「なんでシノンはそこまでしてAに執着するんだ！！」





エレンの疑問はもっともだ


何故Aに執着する？


シノン


お前が殺したのはジュリアなんだろ？




シ「うるさい！！！うるさい！！！うるさい！！！

エレンみたいに死を知らない奴らにはわからない！！！」




ミ「じゃぁ、、、貴女にはわかるの？

殺された人の気持ちが」




いつ来たのか

エレンの横に立つミカサは睨みながらシノンに問いかけていた




シ「ミカサ、、、、、、、分からないわよ」







、

86.事の始まりは突然に→←84.これから私の行く道

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す