104.何よりも怖かった事 ページ24
消えるだけならこんな賭けなんて必要じゃなかった
神様にお願いなんてしなくても自分で消えることなんて簡単にできるから
でも私が消えたらきっとミカサはみんなに私の事を言わざる終えなくなる
そうなった時
リヴァイ兵長はまた後悔するかもしれないと思った
私はリヴァイ兵長を苦しめてばかりだ
ただでさえジュリアの事で傷つけたのに
だからこれが最善だと思った
時間が戻れば記憶も戻る
全て私と会う前の日に戻るから
『後数分でこの世界の時間は昔に戻る
意味がよくわからないかもしれない
でもね、大丈夫
今までの記憶もリセットされるから』
大丈夫
これで丸く収まる
なんの問題も不都合もない
リ「Aは、怖くねぇのか？」
『？何が、、、？』
リ「消えるのが怖くねぇのか？」
『そんな事、気にしたって仕方ないですよ
それに戻って仕舞えば私の事なんて覚えてませんから
考えるだけ無駄です』
怖くないわけない
忘れないで欲しい
私もまた共に生きたい
そんな私の願いなんて叶わない
怖いなんていっても無駄
忘れないでって言っても無駄
生きたいって言っても無駄
わたしにはもぅそれを言う事は出来ない
リ「シノンを消した時、手が震えていた
今もだ」
そう言って手を掴むリヴァイ兵長の手にドキッとすると同時に悲しみがこみ上げて
手が震えていた事に気付いていたんだ
怖い
怖くてたまらない
消えるのが
忘れられるのが
とてつもなく怖い
そしてそれと同じくらい怖かった
『、、、わたしは、、、親友を、、、消しちゃった、、、、』
人なんて殺した事ない
殺したいと思った事もなかった
だから余計に怖くてたまらなかった
泣かないって決めてたのに
一度目頭が熱くなると
もぅ止めるすべはなくて
リヴァイ兵長が優しすぎて
涙が頬を流れて地面にポタポタと落ちた
『シノンにはまだ唯一黄泉に行く方法があったの、、、、
わたしが、、、そのチャンスをなくした、、、』
どうする事も出来なかった
だって
私の魂は一つしかないから
シノンを黄泉へやって
この世界も戻すなんてことできなかった
私は幼い時から一緒にいたシノンより
リヴァイ兵長を、みんなを選んでしまった
『ごめん、、、ごめんね、、、、』
私ももうすぐシノンと同じになるから
だから
時が戻るその時まで
.
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ゆーな(プロフ) - 気分屋。。さん» コメントありがとうございます！いつも更新楽しみにしてます！楽しんで読んでいただけて嬉しいです！ (2019年6月2日 21時) (
レス) id: fe5651d81c (このIDを非表示/違反報告)
気分屋。。(プロフ) - ゆーなさん！私の作品を読んで頂き、ありがとうございます！ゆーなさまの作品読ませて頂きました！天使と悪魔という設定を初めて見たので、とても楽しく読めました！！ (2019年6月2日 19時) (レス) id: 82b3ac8af0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーな(プロフ) - 匿名さん» コメントありがとうございます！！完結して初のコメント！！嬉しいです！！わかりにくい書き方してたかなぁとか不安でした(；ω；)また機会がありましたらゆーなの作品をよろしくお願いします！！ (2019年5月24日 19時) (レス) id: fe5651d81c (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - 初めて感想書こうと思いました、、、本当に素敵な作品ありがとうございます (2019年5月24日 13時) (レス) id: f9e321c12d (このIDを非表示/違反報告)
ゆーな(プロフ) - おと姫と愉快なサカナたちさん» コメントありがとうございます！！クライマックスで早く更新しないとな！とは思ってるんですけど亀更新ですみません！！早めに上げれるような努力しますので最後までお付き合い下さい( ´ ▽ ` ) (2019年5月12日 9時) (レス) id: fe5651d81c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆーな | 作成日時：2018年8月18日 5時
