そこにいた証【リヴァイ】3

101.俺が求めていたのは ページ21

リヴァイside




会いたくてたまらなかった


後悔してたからだ




もう一度会えたら俺は
次こそは正直に話そうと


そう決めていた




リ「、、、、ジュリア、、、」



分かってる


これがAだって事はわかってるんだ



だが、考えとは裏腹に腕も足も固まったまま
動かない




『リヴァイ

どうしたの？そんな顔をして』




リ「、、、、、悪趣味だな」




『悪趣味？なんで？
だってリヴァイはずっと私に会いたかったんでしょう？』



あぁ、、、会いたかったさ



森で会っていた時のジュリアに




『森で話してる時のリヴァイみたいに
喜んでくれないの？』



兵士じゃないジュリアといると居心地が良かった


兵長だからと気を張る必要もねぇ

何も聞かないし何も話さなくても側にいるだけで安心できた


だから


そんな奴だったから


俺はジュリアに惹かれた




リ「、、、、本当だったんだな」



『まだジュリアとAは別人だと思っていたの？？』



馬鹿にしたように笑うジュリアに

胸がチクリと痛む



こんなジュリアと会いたかったわけじゃねぇんだ



『それにしても
顔や髪は兎も角として、声は変えてなかったのによく気づきませんでしたね』



もぅやめろ


ジュリアの顔でそんな事を言わないでくれ




『リヴァイはもうちょっと感がいいと思っていたんだけど』



やめろ




『なんか、期待はずれで残念

もっと面白い状況になると思ってたのに』



リ「、、、、言いたい事はそれだけか？」





俺は今どんな顔をしているだろうか



きっと馬鹿みたいな面しているんだろう





もういい


俺がいつまでも思ってたって
ジュリアがあの時みたいな表情を俺に見せるわけじゃねぇ



昔から感情を
気持ちを殺すのは得意だっただろう？



今回も一緒だ



今までと何もかわらねぇさ





リ「お前の事なんてもぅなんとも思ってねぇ

だからさっさと元に戻れ」



『この顔では戦えないって事？w』



リ「戻る気がねぇなら別にかまわねぇ


それならそれでお前もAも









まとめて消えろ」





お前には死はねぇんだろ？


だから終わらせてやる




お前を






消す






.

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