そこにいた証【リヴァイ】3

99.考えても結果は一緒 ページ19

リヴァイside



俺がして来た選択が間違ったものだと
未だにそんな風には思っていない


俺は兵士だからだ



Aをかばえば調査兵団全体が疑われる


間違っていないはずなのに
Aの話を聞けば聞くほど
後悔が押し寄せるのは
俺の心が弱いせいなのか



ア「、、、、Aは、、、、
この世界を破壊して、どうしたいの？

僕たちを殺したところでAが生まれ変われるわけじゃないんでしょ？」



『どうも、しないわ

、、、、ただの暇つぶし』




ジ「暇つぶしで壁を破壊するのかよ！？」



『心配しなくても
貴方達は来世に行けるわよ』



ア「そういう問題じゃないと思うんだけど」



来世に行けるんだからいいじゃないと笑うAの考えを受け入れられる訳もない



俺たちは死んだらそこで終わりなんだと
ずっとそんな風に思って生きている


Aがいくら言ったところで
その生まれつきの考えを変えられる奴なんかいない



リ「話してもラチがあかねぇな」



『そのようですね』




俺は刃を構えた


シノンと同じなら
きっと刃や銃は効かない


だがこれしか戦うすべが無い



『私に、勝てると思ってるんですか？』



リ「さぁな」



勝てないとしても
やるしか無い



『ふふ、、、、敬意を評して
まずはリヴァイ兵長からお相手いたしましょう』



負けるわけがないと
笑って構えもとらないA



その様子は普通に見れば隙だらけなのに
Aの場合は隙どころか弱点すら見つけられない




リ「、、、チッ」





考えるな


考えたって答えは出ねぇ




俺は走り出した









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