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92.殺したのは貴女の為 ページ12

シノンside



私は後悔しているの





あの日Aを橋から突き落としてしまった事を


私は


Aが大好きだったから



だから、Aが彼氏の事で悩んで
上手くいっていないことを隠している事が
嫌で嫌で仕方なかった




どうしてなにも話してくれないんだろう


なんでそれ程まで傷ついているのに別れないんだろうって



私1人隣にいるだけじゃダメなの?




相談してくれないから
なんでだろってひたすら1人で考えた




考えて考えて



頭がおかしくなるってくらいたくさん考えて




気づいたらAを突き落としていた




突き落とした時は多分



これでAが苦しまなくて済むって

そぅ思っていたんだ





大好きだった



なんで私は女の子なんだろうってそう思えるくらい


Aの事が好きで好きで仕方なかった




Aが死んで数日経った頃

私はなんて馬鹿なことをしたんだろうって後悔した



私に残ったのは動くことのない遺影だけ



涙が溢れてきて身体が震えた




他にやり方があったはずなのに
なんで私は、、、、って





おぼつかない足取りで向かったのは

Aを突き落としたあの橋の上




シ「ごめん、、、ごめんね、、、」





そっちは1人で寂しいでしょ?


私も寂しい、、、


Aが居ないと寂しいよ、、、




怖くなんてなかった



だってこの足を踏み出せば
Aに会える



そう信じていたから





私は自らの意思で
橋から飛び降りた









あれから100年

私は地獄でAに会える機会を伺った



だって魔王が言っていたんだもの




殺した相手に理由を話せば黄泉に行けるんだって



2人とも黄泉に行けるんだと私は勝手に解釈した





でも地上で会ったAは私の話なんて聞いてくれない


私を嫌悪する眼差しを向けられる度
私は悲しくて



それでもAを嫌いになんてなれなくて




Aが憲兵団に捕まってるって聞いて

それを知っているのに平然と過ごしているミカサ達に怒りが湧いてきた




友達なのに、同期なのに

なんで助けてあげないの?



みんな結局はその程度なの?


やっぱりAの1番は私なんだ



私しかAを救えないし守れない




Aがいくら私を否定しても
私はAを手放したりしない



だって私にはAが必要で
Aには私が必要なんだから





そうでしょ?




A









.

93.貴方達には殺せない→←91.最後は笑って下さい



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ゆーな(プロフ) - 気分屋。。さん» コメントありがとうございます!いつも更新楽しみにしてます!楽しんで読んでいただけて嬉しいです! (2019年6月2日 21時) (レス) id: fe5651d81c (このIDを非表示/違反報告)
気分屋。。(プロフ) - ゆーなさん!私の作品を読んで頂き、ありがとうございます!ゆーなさまの作品読ませて頂きました!天使と悪魔という設定を初めて見たので、とても楽しく読めました!! (2019年6月2日 19時) (レス) id: 82b3ac8af0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーな(プロフ) - 匿名さん» コメントありがとうございます!!完結して初のコメント!!嬉しいです!!わかりにくい書き方してたかなぁとか不安でした(;ω;)また機会がありましたらゆーなの作品をよろしくお願いします!! (2019年5月24日 19時) (レス) id: fe5651d81c (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - 初めて感想書こうと思いました、、、本当に素敵な作品ありがとうございます (2019年5月24日 13時) (レス) id: f9e321c12d (このIDを非表示/違反報告)
ゆーな(プロフ) - おと姫と愉快なサカナたちさん» コメントありがとうございます!!クライマックスで早く更新しないとな!とは思ってるんですけど亀更新ですみません!!早めに上げれるような努力しますので最後までお付き合い下さい( ´ ▽ ` ) (2019年5月12日 9時) (レス) id: fe5651d81c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆーな | 作成日時:2018年8月18日 5時

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