ホグワーツ特急(3) ページ10
最後に乗り込んだ俺を待っていたのは出発の合図音と既に四人座ってるコンパートメントだった。
しかも、リリーとセブルスはもちろん、もう一人顔見知りがいた事に驚いた。
「あれ、Aじゃないか！」
「あ、ジェームズ、また会えたね」
やっぱり、同じ新入生だったんだ。
そう思って握手を交わしてると、彼の横に座ってる黒髪の少年が俺の方を見る。
セブルスと同じ髪色なのに、雰囲気は随分と明るい感じだな…
「ジェームズ、俺にも紹介してくれよ」
「ああ、そうだね。彼はA。リリーと双子なんだって」
「A･エバンズ。よろしくね、えーと…」
「シリウス。シリウス･ブラックだ」
よろしく頼むと出された手にちょっと前のめりになって握手を返す。
荷物だけはリリー達と同じ棚に乗せてもらってるが他のコンパートメントもほとんど座る席が埋まってるようで、俺だけ立ってる状態になってしまった。
たまに通るお菓子売りのおばちゃんの邪魔になってるけどそれは仕方ない…
「へえ、じゃあジェームズもシリウスも魔法界の生まれなんだ。確かに賢そうだもんね」
「そういうAはリリーと双子だからマグル生まれなんだろ？」
「いいえ、私達見た目も誕生日も一緒だけど、同じ血は通ってないの」
リリーはお菓子のクッキーをかじりながら、軽くそう言った。
知っていたセブルスは普通にため息を吐き、初めて聞いたジェームズとシリウスは目を見開いて俺の方を見た。
そんな見つめんなよ、穴あくだろ。
「その証拠に双子なら同じであろう身長が少し違うし、ほらこの写真の両親と俺の目の色も違うだろ？」
「それは男女の違いかと思ってた…」
「…いいのか？初対面の俺達にそんな事伝えて」
シリウスがちょっと俯いて申し訳なさそうにする。
ジェームズもちょっと驚いていてちゃんと言葉が紡げなさそうだ。
「いいんだよ、俺達、もう友達だろ？」
ジェームズもシリウスも明るく笑って、そうだな！と言った。
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八神(プロフ) - ああさん» ……ああ！？本当ですね……修復が難しい流れなのでキャプション記載させていただきます。ご指摘ありがとうございます。 (2019年11月9日 22時) (
レス) id: 5d49f427fa (このIDを非表示/違反報告)
ああ - あの、組分けの時って苗字順に呼ばれるじゃなかったですっけ？ (2019年11月4日 11時) (レス) id: a72da57039 (このIDを非表示/違反報告)
LN - 楽しみにしてる、いい作品だね！こういうのハリポタだと珍しいから頑張って！ (2019年5月27日 0時) (レス) id: 33cdc0490e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：八神 | 作成日時：2018年12月21日 21時
