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6話 ページ7

観音坂さんは丁寧に自分のことを、教えてくれた。


すごいな、自分の話をするなんて…


私は丁寧に丁寧に、観音坂さんの相談を聞いては、話した。


「……こうするといいんじゃないですか?」


「あ!そうか!ありがとうございます」


なんだか、この人と居ると楽しい。




「────観音坂さん。」

「……はい?」


「私の話も聞いてくれませんか?」


「はい。聞かせてください」



私は一息をつき、ゆっくりと話始めた。


「私、人間が嫌いなんです」


「え?」


「あぁ、ごめんなさい。分かりにくくて…」

「簡単に言えば、“怖い”んです」

「怖い…ですか?」


「…詳しくは言えませんが、昔、ある人に裏切られたことがあるんです。」


「その人のせいで、周りからも裏切られました」

「その時からですからね、人間が嫌いになったのは…」


私は淡々と話す。


何も怖くない。

だって、

観音坂さんがいるから


「………まあ、人間が嫌いって言っても普通に話すこととかはできるんですよねぇー…」


「そうなんですか?」

と、質問をして来る観音坂さん。

「はい、ただ嫌いなだけであって…」

「……でも、観音坂さんは何かが違います。」

「え?」

キョトンとしている観音坂さん。


「フフ また、お話を聞いたり話してもいいですか?」

「え?も、もちろんです!俺なんかで良ければ…それに、俺も愚痴とかがありますし…」



私は可笑しくなって笑った。

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作者名:リン | 作成日時:2018年12月31日 2時

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