7話 ページ8
「────あの、まだお名前、聞いてませんでしたよね?」_
「え?あぁ、すみません。名乗らなくて…」
「日桜 Aです!どうぞよろしくお願いします!」
「……かさくら…A…さん…」
「はい!好きに呼んで下さい!」
「いえ、それはさすがに……」
照れた観音坂さん。可愛い。
「えっと、俺の名前は…「観音坂独歩さん」え?」
「ですよね?」
「なんで知ってるですか?それに先程から観音坂さんって…」
質問をしてきた。
「あぁ、普通に有名ですよ?麻天狼の方ですし、それに…私情報収集得意なんですよね」
「そうなんですか…」
「はい!」
ふふっと笑いかけた。
「…あと、私多分観音坂さんより年上なので」
「え?」
「30ですよ!私。もうおばさんです…」
「ええええええええ」
「そんな大きなリアクションをするとは…」
「す、す、す、すみません」
「大丈夫ですよ?」
観音坂さんの以外の一面を見れた。
「……それじゃあ、俺はこれで、今日はありがとうございました。」
「いえ、こちらこそ、ゆっくり休んで下さいね?」
「…はい」
パタン···と閉まった扉に鍵をかけた。
19人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:リン | 作成日時:2018年12月31日 2時