今日のわんこ 94号 ページ9
現在
歪はAの能力を聞いて以前から気になっていたAの能力を聞き出す。
歪「あの…Aさんの能力ってなんですか?前々から聞こうとは思ってたんですけど…。」
歪は挙手をしながらAの能力を聞くと、真一は立つのが疲れたのかその場で座ってAの能力の説明をする。
真一「Aさんの能力は【天地刹那】。触れたものの速さを借りる能力だ。」
歪「触れたものの速さを借りる…。奪うとかじゃなくてですか?」
普通に考えれば、奪うが主流だがAのパターンは借りるということに歪は少し疑問を持っていた。
真二「あぁ、本来は奪うらしいがAさんはその表現が嫌いでな。どっちみち相手に返すようなものだから借りるって表現している。」
歪「そうなんですね…!」
真一「あぁ、ちなみに相手の能力の速度も一度でも触れれば借りられるからな。まあ、敵視点で考えると触れられたらほぼ負けだな。」
歪「てことは能力でコントロールされている物も対象内なんですね。」
真一「ああ。俺らの能力もぶっちゃけ速さに関することだからいざAさんと闘うとなるとこっちが不利になる。」
腕組みをして自慢そうに語る真一。
歪「あ!この間の鍛練大会で言ってたことはそういうことだったんですね!」
真一「そうだ。」ドヤァ
歪「でも、それなら無陀野を仕留められそうですけどダメだったんですか?」
その言葉に双子は口を閉ざす。
しばらくしてから眉間にシワを寄せて怒り混じった声で言った。
真一「……。」
真二「あぁ…。あのクソ野郎のせいでな…。」
4年前
A「流石と言うべきかな…。しぶといね…。(体で2回、矢が飛んでくる能力も3回触れたっていうのにスピードが落ちてもなかなか隙が見えないわね。一応腕は切れたけど、これ以上は難しい…。)」
無陀野「……。(雨過転生はもう何度か弾かれているしスピードも奪われている…。もう他の技も使えるほど血液も残っていない…。片腕の感覚もない…。神経ごと切られたか…。)」
しばらく互いに見つめあっていると、無陀野の背後からまた別の鬼らしき人物が無陀野に声をかける。
鬼「ダノッチ〜!こっち、人質の鬼全員救助完了したよ!応急処置も…済んで……!!(まずい…!まだ桃太郎が…!)」
今の状況を理解した鬼はゆっくりと後ろに下がっていく。
冷や汗をかいたままの鬼に無陀野は聞く。
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カギ(プロフ) - ジョーカーさん» 応援コメントありがとうございます(о´∀`о)まだ頭の中で流れを作り出してる最中ですが、皆さんが知ってる原作と少し違う世界が味わえたらなと思います。ご期待ください…!! (3月31日 9時) (レス) id: 0f9522b1c1 (このIDを非表示/違反報告)
ジョーカー(プロフ) - めちゃめちゃ続きが気になる終わり方!あと、4になったら本編って書いてあってそれも楽しみ!でも、小説書くの大変だと思うのでゆっくりで大丈夫です☺️頑張ってください(๑•̀ㅂ•́)و✧ (3月31日 9時) (レス) @page40 id: d4c44e022b (このIDを非表示/違反報告)
カギ(プロフ) - ジョーカーさん» ありがとうございます!!もっと皆さんに楽しんでいただけるように頑張ります(*`・ω・)ゞ (2月26日 7時) (レス) id: 0f9522b1c1 (このIDを非表示/違反報告)
ジョーカー(プロフ) - 祝100話!!おめでとうございます🎊🎉これからも頑張ってください!応援してます!! (2月25日 21時) (レス) @page17 id: d4c44e022b (このIDを非表示/違反報告)
カギ(プロフ) - ジョーカーさん» そこまで言ってくれるとは…!!(///∇///)これからもまだまだ続きます!! (2月2日 6時) (レス) id: 0f9522b1c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カギ | 作者ホームページ:http://kogakogaminemine1321%45
作成日時:2024年1月28日 21時