今日の歪 2

今日のわんこ　51号 ページ7

翌朝

Aは昨晩の飲酒により、二日酔いで苦しんでいた。

A「…うぅ…」

キッチンの台で伏せているAの傍にしじみの味噌汁が置かれる。

キッチン1「全く…昨日は少し大変だったんだぞ。」

A「ごめん…。」

キッチン1「ほら、味噌汁飲んでしばらくしてもダメなら後で水飲んどけ。」

A「ｽﾞｽﾞｯ……お母さん…」

キッチン1「誰がお母さんだ。」

すると、いつもの来客が入ってくる。

歪「おはようございます。」

キッチン1「歪隊長…！おはようございます！すみません！昨日は！」

歪「いえ。…Aさん…大丈夫ですか？」

A「ううん…ダメ…。」

顔色が悪いAの様子に歪は一言聞く。

歪「昨日のこと、覚えてます？」

A「昨日…？昨日は…おしるこ作って…」

歪「あ…いえ、二人っきりになったときのことって覚えてます？Aさんの部屋で」

少し恥ずかしそうに話す歪にA以外の全員がAに視線を向ける。

A「いや…全く…。」

歪「……そうですか。」

キッチン2「おい…お前…。」

A「？何？」

キッチン2「まさか…襲ってねえだろうな…。」

A「？……は！？」

キッチン1「酔ったAは何するか分かんないからな…。」

キッチン4「大丈夫ですか？歪隊長…。怖かったでしょうに…。」

歪「そんな！僕は…その…覚えているかどうかでも知りたくて…。」

キッチン2「そんなの覚えてないとヤバいじゃないっすか！おい！A！お前、思い出せ！昨夜、隊長に何した！！責任とれ！」

胸ぐらを掴んで揺らす隊員にAは悲鳴を上げる。

A「やめろー…頭に響く…！」

歪「……//」

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昨夜

歪「A…さん？」

A「スー……スー……」

歪「……。」

歪はベットの前で跪き、眠っているAの手の甲にゆっくりとくちづけを落とす。

歪「おやすみなさい、Aさん。僕もAさんのこと大好きです。」

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現在

キッチンズ「ギャーギャーギャーギャー」

騒いでいるキッチンズに構わずに歪は赤らめている顔を隠した。

歪「(これは僕だけの内緒にしよ…///)」

A「歪、ニヤケてないで助けろぉ〜…。」

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