今日のわんこ 69号 ページ26
現在から十数年前
お母さん「A〜?学校の宿題は終わったの?」
Aの家庭は桃太郎の血筋を継いだ一家だったが、その中でも
A「……やった…。」
お母さん「嘘おっしゃい。ほら、さっさとやってきなさい。」
A「うーん…」
母親に言われて渋々自分の部屋に向かうA。
それから数時間経つと、玄関のドアが開く音と共に「ただいま」と父親の声が聞こえてきた。
その声にAは急いで階段を降りる。
A「お父さん!おかえり!」
お父さん「おー!A!ただいま」
Aは父親に飛び付くともう一つ人影があるのに気がつく。
A「あ!お兄さん!」
嬉しそうにするAに父親は訂正する。
お父さん「違う違う。お兄さんじゃなくておじさん。」
後輩「先輩〜、怒りますよ〜。」
そんな冗談を言い合っていると、リビングにかけられているのれんをめくって母親が歓迎の声を表す。
母親「あら、いらっしゃい!久しぶりね。」
後輩「あ、奥さん。お邪魔します。」
A「おに…おじさんこっち。」
後輩「アハハ…お兄さんって呼んで欲しいな〜…。」
食卓には温かいご飯が4つ並ぶ。
和気あいあいとしながら後輩はある報告を2つする。
お父さん「お、ついに?」
後輩「はい!ありがたいことに隊長になれました!」
お母さん「おめでとう!頑張ったわね!」
後輩「ありがとうございます。でも、やっぱり不安ではありますね…。自分に務まるかどうか…。」
眉を八の字にして日本酒が注がれているコップを見つめる。
父親は元桃太郎機関の隊長だった。
父親は数多い隊長の中でもとても親しく、部下たちにもよく慕われていたらしい。
今は桃太郎を辞めて不動産の正社員として働いている。
今回、後輩が家に訪ねてきたのは今後どう隊長として務めていけばいいのか相談しに来たのだろう。
お父さん「大丈夫だ、お前なら。お前は俺と比べれば人情も人脈も上なんだから自信持って胸張っていけ。」
後輩「いや、先輩には負けますよ。」
お父さん「そうか?俺にはそう見えないけどな。あとはその肩を落としてリラックスすれば完璧だな!」
父親は後輩の肩をポンと置くと、まだ緊張していたのか後輩はビクッと肩を揺らす。
お父さん「俺んちくらいはリラックスしろ。その方が炉も母さんも喜ぶ。」
お母さん「そうよ。」
炉「えへへ〜」
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? ?*ジョーカー(プロフ) - 私も能登半島に近くないところにいるので大丈夫でした☺️ (1月4日 18時) (レス) id: d4c44e022b (このIDを非表示/違反報告)
カギ(プロフ) - ? ?*ジョーカーさん» 応援と好評のコメントありがとうございます!(*>∀<*)これから今日の分の更新をしますので、お楽しみください🎵 (1月4日 16時) (レス) id: 0f9522b1c1 (このIDを非表示/違反報告)
カギ(プロフ) - ? ?*ジョーカーさん» こんにちは!私は能登半島より間反対の場所なので大丈夫ですb読者さんたちの中で能登半島または近場だった方がいたらと心配でストーリーとは別個で投稿させていただきました(о´∀`о)??*ジョーカーさんは地震大丈夫でしたか?💦 (1月4日 16時) (レス) id: 0f9522b1c1 (このIDを非表示/違反報告)
? ?*ジョーカー(プロフ) - ストーリーの内容がどんどん深くなってきてこれまでよりももっと次の展開が楽しみになってます!😆大変だとは思いますがこれからも更新頑張ってください(๑•̀ㅂ•́)و✧ (1月4日 15時) (レス) id: d4c44e022b (このIDを非表示/違反報告)
? ?*ジョーカー(プロフ) - 能登半島地震大丈夫でしたか?💦 (1月4日 15時) (レス) id: d4c44e022b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カギ | 作者ホームページ:http://kogakogaminemine1321%45
作成日時:2023年12月9日 11時