今日のわんこ 62号 ページ19
歪たちが医務室に辿り着く頃には既にAの頭部には包帯を巻かれており、ベットで安静に眠っていた。
真一「来たか。悪い、少し席を外してくれ。」
「はい。」
医療隊員は座っていたイスから立ち上がり、医務室を出ていく。
真一「歪、そこに座れ。あと、緑茶でいいか?」
真一はストーブの前にあるイスを指差して立ち上がると、水道の引き出しから湯呑みを取り出す。
歪「はい。」
歪はイスに腰かけてストーブの温かさに安堵する。
真一「岼さん、人数分のお茶を用意してもらってもいいか?真二はそこにある毛布を歪に渡してやれ。」
岼「ええ、良いわよ。」
真二「ん。」
歪「ありがとうございます。」
歪の身体がようやく温まり始めてから本題に入る。
真一と歪は向かい合うように座る。
真一「まず、これだけは教えろ。今回の件は事故で閉じ込めれたかそれとも誰かの意図的に閉じ込めれたか。」
真っ直ぐな眼差しをする真一に歪は素直に答える。
歪「誰かの手によって閉じ込められました。」
真一「だろうな。じゃなきゃ、Aさんの頭の傷に説明がつかない。」
岼「誰よ。閉じ込めた奴は。」
歪「それが…僕は扉から背を向けていたので…それにAさんも顔を隠してたって言ってました。」
真二「もう100%事故ではないな。」
岼「監視カメラとかで確認できないかしら。」
真一「後で設備の奴らに聞いてみる。他に何かあったか?」
歪「あとは…えっと…」
"A「冷凍庫の鍵とスマホ取られちゃった…。」"
歪「Aさんが冷凍庫の鍵とスマホを取られたって言ってました。」
真二「鍵は分かるけど、なんでAさんのスマホも取るんだよ…!」
真一「多分助けを呼べないようにするためか?」
歪「そうかもしれません…。」
真一「……。」
考え込む真一。
おそらく、狙われた可能性が高いのはA。
だが、Aはどこの部隊にも所属していない料理係だ。
ほとんどの隊員がAを知らないに等しい程に目立たない存在。
Aを襲う理由が全く見当たらないしAに恨みを買うような奴はこの研究所の中にはいない。
真二「でも、まあとりあえず」
真一「あぁ…そうだな…。」
歪&岼「……。」
真一「この
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? ?*ジョーカー(プロフ) - 私も能登半島に近くないところにいるので大丈夫でした☺️ (1月4日 18時) (レス) id: d4c44e022b (このIDを非表示/違反報告)
カギ(プロフ) - ? ?*ジョーカーさん» 応援と好評のコメントありがとうございます!(*>∀<*)これから今日の分の更新をしますので、お楽しみください🎵 (1月4日 16時) (レス) id: 0f9522b1c1 (このIDを非表示/違反報告)
カギ(プロフ) - ? ?*ジョーカーさん» こんにちは!私は能登半島より間反対の場所なので大丈夫ですb読者さんたちの中で能登半島または近場だった方がいたらと心配でストーリーとは別個で投稿させていただきました(о´∀`о)??*ジョーカーさんは地震大丈夫でしたか?💦 (1月4日 16時) (レス) id: 0f9522b1c1 (このIDを非表示/違反報告)
? ?*ジョーカー(プロフ) - ストーリーの内容がどんどん深くなってきてこれまでよりももっと次の展開が楽しみになってます!😆大変だとは思いますがこれからも更新頑張ってください(๑•̀ㅂ•́)و✧ (1月4日 15時) (レス) id: d4c44e022b (このIDを非表示/違反報告)
? ?*ジョーカー(プロフ) - 能登半島地震大丈夫でしたか?💦 (1月4日 15時) (レス) id: d4c44e022b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カギ | 作者ホームページ:http://kogakogaminemine1321%45
作成日時:2023年12月9日 11時