天然と短気と倍返し ページ3
ある日、任務が終わった後にいつものBar Lupinに来ていた。
出会って数年になるが、18歳になった今でも織田作とはたまにこうして飲んでいた。
『あー!織田作は相変わらず面白い!』
「俺は別に特別な事していないぞ?」
『無意識でそれか!じゃあ天然だ!天然記念物だ!』
私は笑って織田作と会話をしていた。
彼は年下の女にからかわれているにも関わらず、
黙って聞いてくれる。
どっかの誰かさん達と来たら、直ぐ怒る方か、100倍にして仕返しする方か…
全く私の知り合いで唯一と言って良い程、大人だ。
そう思っていると、誰かがお店に入る音がした。
見ると、そこには100倍返しする方がいた。
私は彼を見ると、お代をおいて出て行こうとした。
すれ違いざまに、腕を掴まれた。
「どうして私が来るなり帰ろうとするんだい?傷付くじゃないか。」
『傷付く?むしろ私が嫌そうな顔して楽しそうじゃない。私、貴方が楽しそうなの面白くないから。じゃあね!織田作!』
そう言って掴まれた腕を振り解き、
私は出ていった。
織田作の隣に座った太宰に対して
彼は一言聞いた。
「何でアイツはお前に対してあぁなんだ?」
「昔ちょっとね。」
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作者名:クロ | 作成日時:2019年7月13日 1時