[d!]キミのことが好きで好きでたまらない!! (ページ3)

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おお怖い怖い[深緑] ページ3

まんちゃん、と小さくかわいらしい声が静かな地下室に響いた。

「ん？どしたん。」
「わたし、私お外に、お外に出たい。お外で遊びたいよ。」

もう何度目かわからない彼女のおねだりに俺はまたか、と小さくため息をこぼした。
俺のはとこである彼女ことAちゃんを俺の家の地下室に監禁してはや五ヶ月が過ぎた。
親父が死んで、その葬式でつまらなそうにぶらぶらと足を動かすAちゃんを見て、一瞬で心を奪われた。黒曜石のごとく大きく美しい瞳に華奢な体、ふわふわとした髪を揺らす彼女はさながらこの世に舞い降りた天使のようだった。
それから親戚の集まりがあるたびに彼女に話しかけ、一緒に遊び、お菓子をプレゼントした。幼女趣味なんてものは自分にはないと思っていたが、そうでもないらしい。否、Aちゃんだけか。真実の愛の前では年齢差なんて大した枷にならないことを最近よく知った。

そうして俺がAちゃんを構い倒す日々が過ぎて彼女は三年生になり、その可愛さにも年々拍車がかかっていった。Aちゃんは可愛い。そりゃ小学生のクソガキどもの目も集めてしまうくらいには。このままじゃ俺のかわいい天使が汚されてしまうと危機感を覚えた俺はAちゃんが家に遊びに来た時に睡眠薬で眠らせ、そのすきに用意していた地下室のベッドに運び足に傷がつかないように布のついた枷をつけた。
目を覚ました彼女は酷く混乱してここから出たいと喚いたがうまく洗脳(説得)して、何とか抑えた。が、時々今みたいにここから出たいと俺を説得しようと試みるのだ。

深緑色のプリンセスベッドの上に座る抹茶色のワンピースを着た彼女に近づきその小さな手を取る。脳にしみこませるようにゆっくりと、じっくりと、話しかけた。