シンデレラストーリー～Jejung～8 (ページ40)

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第388話　二人＋五人ページ40

追加のお酒を店員さんが運んでくれて、さらにわたしたちの会話は弾む。

カコ「ミユリねぇーさん、元気？新刊買ったんだけど、これがまた超わたし好みの話でさ。Aちゃん読んだ？」

マンガ＋おねぇーちゃんの話だといつにも増してカコちゃんの目は輝くね。

「読んでないけど、また修羅場を手伝った。スクリーントーン貼るのってほんとに難しくって、わたしああいう細かいの苦手かも」

仕事のことになると鬼のように厳しくなるおねぇーちゃん。

プロなんだから当たり前だけど、あんなにやり直しさせられるとは思ってなかった。

カコ「羨ましい♪わたしもお手伝いしたいぃぃぃ！！！」

「今度一緒に行く？おねぇーちゃん喜ぶよ」

カコ「是非是非！！！」

ガッツポーズ決めて喜ぶカコちゃん。

おねぇーちゃんのファンだもんね。

前に一緒に手伝ったときにおねぇーちゃんが、カコちゃんのアシスタントぶりにすごく喜んで褒めてた。

♪～

「カコちゃんごめん」

携帯が鳴って出るとジェジュン。

JJ「着いた。出迎えて？」

「出迎えるって？」

JJ「いいから、扉開けて」

携帯を切って扉を開けると、ジェジュンが立っていた。

JJ「A～～～」

嬉しそうな顔して、人目も憚らずわたしに抱きついてこようとするからヒラリとかわしてカコちゃんの横にダッシュ。

JJ「ちょっと！朝ぶりなのにっ、逃げ」

むぅ～っと口を尖らして文句を言い出そうとすると、後ろにいた4人が口々に、

CM「はいはい、僕はお腹空いたって何回言えばわかるっ」

YC「ひょ～～ん、早く入って」

JS「うははははっ。A～～～」

YN「ジェジュン、あとでして」

4人がジェジュンを押して、ゾロゾロと部屋に入ってきた。

わたしの横にはジェジュンが座って、4人が向かえのソファに座る。

カコ「なに、これ。人間？」

ボソっとわたしの耳とで聞くからうんって頷くと、

カコ「きゃぁーーー！なになに、男前が5人もいるっ！！！」

興奮しちゃったカコちゃんの声が部屋に響いた。

一斉に笑い出す5人。

カコ「ごめんなさい。初対面なのに、興奮マックスで叫んじゃって！わたしAちゃんの友達のカコって言います。カコちゃんって呼んでくださいねぇー」

ペコペコ頭を下げながら5人に挨拶をすると、また5人が笑う。

YC「面白い人っすねぇ」

JS「カコちゃ～～～ん」

カコ「はぁ～～～ぃ」

ノリノリの返事。

お酒に酔ってるわけじゃないのに、ここまでテンション高いって素晴らしい。