シンデレラストーリー～Jejung～8 (ページ41)

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第389話　タイプ宣言ページ41

カコ「ねぇねぇ、彼氏さん紹介して？」

「あっうん」

みんなの前で言うのがまだ慣れなくて。
カコちゃんみたいに勢いのある人ならサラっと言えちゃうんだろうけど…

っていうかみんなわたしに注目しすぎじゃない？

やめてよ、言いづらい！！！

そんなわたしに気づいてかカコちゃんが、

カコ「この人だよね？」

わたしの横に座ったジェジュンを見る。

「うん、この人」

JJ「A、それは紹介してたって言わないから。ほら、ちゃんと言って」

「うぅ……カコちゃん、わたしのお付き合いしてるジェジュン」

カコ「ジェジュンさんね。おっけ、あとの人も名前教えて欲しいな」

さらっと流して次行ってみようみたいなノリにしてくれて、正直わたしはほっとした。

JS「ぼっくたち知りませんかー？」

カコ「知り合いじゃないと思うけど？」

その返し素敵すぎて、笑っちゃうよ。

YC「あははは、さっすがAちゃんのお友達っすね～。俺、ユチョン。よろしくね」

カコ「ユチョンさんね。覚えた。そっちの男前は？」

ユノさんを見ながらカコちゃんは言ってるのに、

JS「ぼっくは～ジュンス。カリスマでぇーす」

JJ「違うじゃん！カコちゃんの目線は、ユノだった！」

JS「えーーーっ！ぼっくだよね？」

カコ「ジュンスさん、残念ながら違いました。あははっ」

JS「もぉーーーっ」

軽く拗ねたジュンスさんをユチョンさんがよしよしと頭を撫でて慰める。

YN「ごめんね、ジュンス。僕はユノです。よろしくね」

相変わらずの爽やかなかっこいい笑顔のユノさんに、カコちゃんの目がらんらんと輝く。

カコ「あぁーーん、ヤバイっ！ゾロっぽくない？ねぇ、Aちゃん！！！」

ゾロ大好きカコちゃんは、わたしの腕にまとわり付いて同意を求めてくる。

「似てるかな？」

カコ「似てるってばーーー！」

失礼なほどユノさんをガン見して堪能してから、チャンミンに目を向け、

カコ「あ、そっちのさっきからメニュー見てる人は？」

メニューから視線を上げて、お腹空いてるんですよ！って雰囲気バリバリ出しながら、

CM「僕はチャンミンです」

そしてすぐにメニューに視線を戻してしまった。

カコ「チャンミンさんね。いっちばんタイプっ！！！」

思ったことを口にしてしまうって知ってたけど、そういうことも簡単に言えちゃうことにすごく驚いた。

YC「チャンミン、モテてるよぉ」

CM「そうですか、僕のタイプとは違います」

その言い方、けっこう冷たいしキツくない？