シンデレラストーリー～Jejung～8 (ページ39)

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第387話　彼氏からの電話ページ39

「もしもし、どうしたの？」

小声で聞くと、

JJ「どうしたのってひっどぉーいっ！」

拗ねたジェジュンの声に笑ってしまう。

「ごめんね？」

JJ「まだ友達と一緒？」

「そうだよ」

JJ「そこ、どこ？行っていい？」

「ええっーーー！」

ジェジュンの言葉に驚きすぎて声が大きくなってしまった。

JJ「耳痛いってば！そんな驚くって、ほんとは女友達じゃないの？」

「なっなんでそーなるのっ。仕事は？」

JJ「今日は打ち合わせとインタビューだけだったから、意外に早く終わった。俺たちご飯まだだから、そこ行く。で、どこ？」

いま、俺たちって言わなかった？

他メンバーも来るってこと？

ジェジュンに会いたくないわけじゃないけど、久々にカコちゃんと二人で楽しんでるのに邪魔して欲しくないなぁ。

これ言ったらジェジュンの機嫌が一気に悪くなるよね。

JJ「どこぉー？お腹空いたってチャンミンが暴れ出しそうになってるけど？」

それはヤバイっ！

だけどカコちゃんにも聞かないとわかんないよ。

「ちょっと待ってね」

電話口を手で押さえて、

「カコちゃん…ここに彼氏とその仲間たちが来ても大丈夫？」

カコ「来るって？うっそぉー！来て来て！！」

目をキラキラ輝かせわたしの携帯を奪って、

カコ「どーもっ！Aちゃんの親友のカコです。お待ちしてます。えっ、ここの場所。○○○って韓国料理のお店で、えっ知ってるんですかー！じゃあ、わたしの名前言ってくれれば個室にいるんで。はいはい、楽しみにしってまぁーす♪」

パワフルなカコちゃんに唖然としてしまうけど、やっぱりそんなカコちゃんはすごく面白い。

カコ「携帯奪ってごめんね。さっき会わせたくないって感じだったのに、ここに来たいって言われたらテンション上がっちゃってー」

「全然気にしてないよ。ただカコちゃんとわたしの楽しい時間を邪魔されたくないなぁっとは思った。言っちゃだめだよ？」

カコ「もぅ、Aちゃんってどこまでもかわいい。もう東京に戻って来たし、いつだってわたしとデート出来るよーん。さて、お酒もあんまりないし頼もうか」

カコちゃんはわたしと同様、お酒にほとんど酔わない人。

だから二人だとどんどん飲んじゃうんだよね。

「相変わらずお酒に強いよね」

カコ「Aちゃんに言われたくないなぁ～。Aちゃんペースで飲んだらわたし確実に潰れるって！」

そっそうなの？

そこの空グラスはなに？