＊96 そっくり ページ46
YN「ここのお店の参鶏湯はすっごい美味しいよ」
CM「んー、ちょうどいい味です。僕が食べやすいように身をほぐしますね」
YN「チャンミナの身の解し方はプロもビックリなんだよなっ？」
CM「ほらｯ、A見て？」
二人が一生懸命に話しかけてくれてる。
なのにわたしは器用にお箸で鶏の身を解してくれてるチャンミンの手元を見つめ、浮上できない気持ちを持て余してしょんぼりとしていた。
事の発端はチャンミンさんのくれた骨のぬいぐるみ。
なんでお土産が骨のぬいぐるみか聞いたときは、チャンミンがやたら慌ててユノさんの口を塞ぎ「どこにご飯行きましょうか」なんて無理矢理に話題を逸らした。
鈍感なわたしでもなんだか変に感じて、骨のぬいぐるみがいい意味じゃないことだってわかった。
知りたいような、知りたくないような。
でもわたしが知らない方がいいからチャンミンは話を逸らしてくれたんだし、それは彼の優しさだし、
だったら、無理に聞かなくたっていいって思ったのに……
なのに……
二人の行きつけの韓国料理屋さんにマネージャーさんに連れてきてもらい、4人で個室のテーブルについた。
チャンミンとメニューを眺めなてたらじっとわたしを見てるユノさんに気づいて、
「ん？どうかしましたか？」
って聞いた答えが……
YN「Aちゃんってやっぱりマンドゥンイに似てるよね」って。
しかもなんだかものすごくいい笑顔で言われた。
「ﾏﾝﾄﾞｩﾝｲ……ってチャンミンの」
CM「ちょっと、ヒョンっ！」
咎めるようなチャンミンの声に、なんとなくさっきの骨のぬいぐるみが繋がった。
ユノさんの目から見てもわたしがマンドゥンイに見えると言うことに、えらくショックを受けた。
チャンミンとわたし、恋人同士じゃなくてご主人様とペット……そんな感じってことかな。
「わたしって…･･･犬に見えます？」
YN「犬じゃなくてマンドゥンイっ」
まさかチャンミンと同じこと言われると思ってなくて、驚くと同時に複雑な気持ちが絡みあって、今のわたしの顔は悲しいような怒ってるのような変な顔してると思う。
CM「ヒョン、もう黙れっ！」
YN「なんでそんなに怒るんだよ」
CM「Aは僕の恋人です。マンドゥンイじゃないっ。もう二度とマンドゥンイって言うな！」
チャンミンだってわたしをしっかりとマンドゥンイ扱いしたくせに。
あの時のこと思い出すと、ちょっと胸が痛い。
そして、ユノさんのお土産も発言も……
心がずーんっと沈んでしまった。
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ゆめら(プロフ) - KTさん» はーい！ゆっくりですが更新していきますねー (2017年3月17日 21時) (
レス) id: 5d9e5ffd54 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - ゆきさん» ありがとうございます！ (2017年3月17日 21時) (レス) id: 5d9e5ffd54 (このIDを非表示/違反報告)
KT(プロフ) - 更新 うれしいです！ (2017年3月12日 9時) (レス) id: b0be9a4057 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - ゆめらさんの描かれるチャンミンすごく魅了的で素敵です。これからも楽しみに更新お待ちしてま-す(^O^) (2016年2月12日 8時) (レス) id: cc79719a24 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - ららさん» ありがとうございます！ (2015年10月21日 23時) (レス) id: ef19f34a46 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆめら
| 作者ホームページ：https://twitter.com/yumera
作成日時：2012年4月30日 21時
