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episode94 ページ7

〜茨side〜


夜の雰囲気は
何故か人肌恋しくなる




冷めぬほどの温もりが
忘れられぬ感触が
自分の右手にあるのが嬉しくて


「(俺もつくづく単純だ)」


一人歩きながらそう思う
きっとまだ、離れたくなかった



「あぁ〜くそっ…認めたくねぇ、、、」



そう思ってしまったらもう
認めないわけにはいかないじゃないか
もうきっと何をしても手遅れだったんだ


確かめたい



「今、、確かめたい」




そう思うのと同時に
俺は来た道を引き返した

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作者名：M丸ちゃん | 作成日時：2023年7月8日 17時

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