【あんスタ】白い光の中で IV《七種茨》 (ページ3)

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episode91 ページ3

彼女はロアナ身に起きたことを詳しく教えてくれた。
それは、私が知り得なかった話で
聞いていて思う、私は──

『私は、どうするべきだったんでしょう…私の思いは間違っていたのでしょうか？』

今更なんて思っても、どうしても考えてしまう
今も、今までもずっと

イ「彼女も時々、呟いていました。私はどこで、間違えたのか。そう思ってしまう自分が嫌いだ、と」

つまりそれは、

『…それは……あの日私を見つけたことを、ロアナはずっと後悔……してたってこと……？』

イ「………きっと、貴方という光が強すぎて、彼女は影を伸ばすしか無かったのかもしれませんね」

胸の奥がドクドクと鳴っている
無意識のうちに私は彼女を追い詰めていたのか
なのに、彼女のためだなんて

『(なんだ……やっぱり最低じゃん、私)』

イ「でも、」

『……え？』

イ「でも、これだけは分かります。Aさん、貴方のせいではありません。」

どうして、

『どうしてそこまで……』

イ「私だけじゃない、彼女も本当は………今日私がここに来たのは貴方に謝るため、そしてコレを渡すためです」

それはくしゃくしゃになった封筒と
1枚の写真だった