【あんスタ】白い光の中で Ⅲ《七種茨》 (ページ33)

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episode83 ページ33

目の前には

日「やっぱりここのキッシュは格別だね！さぁ、Aちゃんも食べるといいね！あ、このスイーツもおすすめだね！」

『(ﾊﾟｸｯ)………美味しい』

夢中でキッシュを頬張る日和さんの姿
私よりも年上なのに、なんだか少し幼く見えて

『ふふｯ笑』

日「やっと、笑ってくれたね。やっぱりそっちの方がAちゃんにはお似合いだね」

てっきり笑わないでって言われるかと思ったのに

日「今日は朝からずっと浮かない顔をしていたね。きっと君が話さないのは、ぼくたちを思ってなのか整理ができてないかだろーから無理には聞かないね」

『日和さん………』

人の心を読めるのかな、なんて思っちゃうぐらい
それは当たっていて。
でも、バレちゃったなって思ってる自分もいて

『……私って…そんなに分かりやすいですか？』

日「うん、すごくね。でも、そこも可愛いとぼくは思うけどね」

『ｯﾂ//』

日「だからもし話せる時が来たなら」

そう言って、優しく微笑む日和さんは

日「その時は…ぼくを、Edenのみんなを頼ってほしいね」

やっぱり私よりも大人で、幼くなんてなかった。