ありえない恋の話。

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「友達の好きと、恋の好きの違いは何....？」


「それは、」


「私はソクジンの事好きだけど、
それってどういう好きなのかが
わかんないの...っ」


「A....」




こうなったら全部言っちゃえと思って
言っちゃったけど




そんな事言われても困っちゃうよね....？




「だから確かめたいの。
私がどう、ソクジンを好きなのか、」




でもわかって欲しい。




どうしたらいいのかわからない私を。




「だから....いいよ？」


「え、」


「....抱いても」


「A、」




やっぱり私はずるいよね。




ソクジンの気持ちを利用してる。




だけど、あと少しでわかりそうだから。




こうなったら自分でなんとかするしかない。




....これでわかる、そんな気がするから。




「....だけど、」


「私の事....欲しいと思ってくれてるなら、」


「でもそれって、」


「大丈夫」




....うん、大丈夫。




「我慢なんてしなくて....いいから、」


「....っ」




....ソクジン黙っちゃった。




やっぱり都合良すぎだよね。




何様だよって感じだよね....。




「....ホントに、いいの？」


「え...」




思わず顔上げちゃったけど




私を見下ろすソクジンの瞳は真剣で




目を逸らす事が出来なくなった。




「俺だって男なんだから、
そんな事言われたら....抱くよ？」


「、」




やっぱり....
ソクジンは男なんだなって実感する。




変な言い方だけど




ソクジンは今まで私の中では
ただの男友達で




恋愛対象でもなんでもなかった。




もちろん、男として意識する事もなかった。




だって、ソクジンからそういう欲を
感じた事がなかったから。




「我慢しないけど....いいの？」




それでも一度は受け入れた私。




「....うん、」




酔った勢いとかじゃなくて




心のどこかにソクジンがいたからなんだって
思いたい。




「....ホントは反省して自粛しないと
いけないのに、」


「...っ！」




ソクジンは私を不意に抱き上げると




ふかふかのベッドの上に




....そっと降ろしてくれたけど。




意外と力あるんだ、って




またきゅんとしちゃったし。





「....今度こそ、止められないよ？」


「....うん」





そう返事して腕を伸ばしたら






ぎゅっと抱き締められたあと







少し荒っぽく唇を塞がれた。





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