きみのそばにいたいから 2

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「....で？」


「....なに？」


「なに？ じゃねぇよ。
めでたく付き合う事になったんだから
キスのひとつくらいしてんだろ、って」


「え」


「....してんな、これ。笑」


「....だな。笑」


「...や、」




ちょっと待ってよ。




俺なんにも言ってないだろ....？




「しかもキスだけじゃねぇだろ。笑」


「えっ」


「やるじゃん、ホソク。笑」




いやいや、だから俺なんにも、




「お前も男だった、って事だな？ 笑」


「いやー、安心したわ。笑」


「お前らね、」




あまりの言いたい放題に
反論しようと思ったけど、




「....なんだよ。笑」




ユンギのこの黒い微笑みと




「間違った事言ってないだろ？ 俺達。笑」




ナムジュンのこの最もな物言いに
勝てる気がしなくて




「間違っては....いないけど、」




結局白状するハメになった俺。




「おお、そうかそうか。笑」


「、」




隣からユンギの腕が伸びて来たかと思ったら




ガシッと肩を組まれて




「....よかったか？ 笑」


「....っ、なに言ってんの、」


「お前とはこういう話
ほとんどした事ねぇからさ。笑」


「そうかも知れないけど、」




だからってそんな、




よかったかどうかまで話さないよ....。




「やっぱり仲良くて羨ましいですね？ 笑」


「お。笑」


「....Aちゃん、」




なんで今来ちゃうかな....。




「Aさんの方が仲いいだろ....？ 笑」


「え、」


「おいユンギ、」




ってちょっと、




そこで赤くなっちゃだめでしょ....。




「私なんて....まだまだですよ？」


「そうかぁ....？ 笑」


「....そうですよ。
ユンギさんのいじわる、」


「お、」


「、」




俺の向こうにいるユンギに
手を伸ばして




肩を軽くどつくと行っちゃったけど




....なに今のめっちゃ可愛い顔は。




恥ずかしそうにはにかんじゃって、




「....可愛くね？」


「っ、ユンギっ」


「いじわる、って言われちまった。笑」


「あんな可愛いAちゃん初めて見た。笑」


「、」




ナムジュンまで....！





「俺はいいけどあんまりAちゃんを、」


「いいんだな....？ 笑」


「え」


「今日は根掘り葉掘り聞いてやるから
覚悟しとけよ....？ 笑」


「あ...」







もう、諦めるしかないのか....。





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