きみのそばにいたいから 2

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「いらっしゃいませ....って
なんだホソクか。笑」


「....悪かったな俺で、」




相変わらずのこの仕打ち。




酷くない....？




「なんだよホソク、
俺に連絡も寄越さねぇで」


「...ユンギ、」


「あんなに協力してやったのに....」




なんてブツブツ言ってるけど




そんなに協力してくれたっけ....？




....って俺も酷い。




「....ごめん、なんか敢えて言うのもさ、」


「ホント...水くせぇヤツ」


「....ごめん」


「でもまあよかったよ。おめでとう。笑」


「ん....。ありがとう。笑」




だけどユンギってこういうヤツ。




だから長く付き合えるんだよね、
ナムジュンもだけど。




「今日は俺が奢ってやる。
浴びるほど飲んでいいぞ...？ 笑」


「え...」


「コイツ、俺が声掛けたら
すっ飛んで来てさ。笑」


「おいナムジュン、
余計な事言ってんじゃねぇよ....！」


「ホントの事だろ...？ 笑」


「....くっそ、」




あーあー....耳真っ赤にしちゃって。




「....ホントにありがと。ユンギ。笑」


「...ん、」




いい友達持ったよなぁ....ホント。




「....あ、ホソクくんいらっしゃい。笑」


「え...あ、うん、」




....あれ。




接客モードじゃない。




奥から出て来たAちゃんは
両手にお皿を持ったまま




にっこり笑うとテーブル席ヘ行っちゃったけど。




「なにホソクその反応。笑」


「や、だってAちゃんいつも通りで、」


「俺が言ったんだよ。
いつも通りでいいって。笑」


「そうなの....？」


「ああ。俺だってお前達にこうなんだからさ。
気にする事ないって言ったんだ。笑」


「、」




....マジでいいヤツ。




「....ありがとう。笑」


「Aさんいい顔して笑ってんじゃん？ 笑」


「...うん。笑」




接客モードの笑顔も可愛いんだけど




やっぱり素の笑顔の方が
何倍も可愛いから。




「...で？ なに飲むんだよ。笑」


「....じゃあ、いつもの。笑」


「かしこまりました。笑」




ナムジュンはそう言うと
誰かに手招きをする。




って....Aちゃん？





「...はい、お呼びですか？ 笑」


「ん、コイツにいつもの作ってやって...？ 笑」


「...はい。笑」





Aちゃんは嬉しそうに笑って







カウンターの中へ入って行った。





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