きみのそばにいたいから 2

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「....ホソクくん、帰ろ？ 笑」


「...うん。笑」




気を取り直して、




Aちゃんと二人店を出たけど




....手を繋ぐにはどうすればいいんだろ。




昨日は握手のついでに
どさくさ紛れで繋いじゃったけど




今日はキッカケがないしな....。




....って俺、こんな事も考えるんだ。




ていうか今までも考えてたのかな....？




....全然思い出せないや。




いつもと状況が違うのも




戸惑う原因のひとつなんだよな....。




「....ホソクくん、」


「ん...？」


「えー...っと、」


「？」




....珍しいな。




Aちゃんが口籠るのって。




「.... 、」




さり気なく触れた手。




もしかしてAちゃんも....。




....えぇい！




男は度胸！




「....ぁ、」


「いい....？ 笑」




Aちゃんの手を緩く握って




一応聞いてみた。




違ってると恥ずかしいから。




ってやっぱり小心者....。




「....うん。笑」


「、」




なんでそんな可愛い笑顔向けてくれるの....？




俺....どんどん欲張りになっちゃうけど。




だから思わず




握った手に力込めちゃったよね。




いいよね....？




大丈夫だよね....？




「....ありがとう。笑」


「え....なんで？」


「....私が言いたい事わかってくれたから。笑」


「え...」




....合ってたんだ。




よかった。




っていうか嬉しい。




Aちゃんと同じ気持ちだったなんて。




「....あ、そうだ。
土曜と日曜、どっちにする....？」




突然思い出したけど




忘れたままだったら一緒に帰った意味が....




って、連絡先交換してるんだから




一緒に帰れただけラッキーなのか....。




「ホソクくんはどっちがいい....？ 笑」


「俺はどっちでもいいけど丸々休みだから、
Aちゃんに合わせるよ。笑」


「え、でも私が誘ったんだし、」


「そんなの気にしないで？
Aちゃんはどっちがいい...？ 笑」




日中一緒にいられるなら




正直、土曜でも日曜でもどっちでもいい。




なんなら両方会いたいくらいなんだから。




「じゃあ....明日、土曜は？」


「うん、いいよ。笑」


「....よかった。早く会いたかったから。笑」


「、」







だからそれ、なんで....？





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