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「Aいいよ、お待たせ」


「うん、はいお水。笑」


「....サンキュ」




リビングに戻って声を掛けると




すぐに手渡された、水が入ったコップ。




......冷た。




「あらー....ちょっとヤバかったかな?大丈夫?」




一気に飲み干した俺を見て、心配そうなA。




「....ああ、なんとか」




冷たい水のおかげで生き返った。




「冷たいタオルも用意しようか?」


「あー....うん」


「わかった。ちょっと待ってて?笑」




冷凍庫から出した氷を
ガランガランとボウルに入れて氷水を作ると




すでに用意してあったのか、タオルを浸す。




「おぉぉ....冷たっ!」




肩を竦めながら、浸したタオルを絞ってる。




スタイルのいい後ろ姿に
つい見惚れちまったけど




ボーッと見てる場合じゃねぇよな。




「....A悪ぃ、」


「はい、こっち来て!」


「え」




Aは氷水で冷えた冷たい手で
俺の手を握ると




ソファまで引っ張って来て




「ほら、座る!」


「おい、」




有無を言わさず座らせると自分も座って




俺の首に掛かってたタオルを取ると
自分の脚が隠れる程度に畳んで乗せた。




「はい、どうぞ。笑」


「っ」




一連の動作をまたしてもボーッと見てた俺は
油断した。




......あっという間に膝枕されてる。




「わ、結構火照ってるね?ごめんね?」




額に冷たいタオルを乗せられて




頬には冷たい、Aの手。




「あー......」




冷たくて気持ちいい。




俺、やっぱり結構ヤバかったのかな。




....この際黙って膝枕されとこう。




目ぇつぶってりゃなんとかなるだろ。




何より気持ちいいし。




......つーか普通に嬉しいだろこれ。




Aが端に座ってくれたから




ソファの上に脚を乗せて膝を立てた。




「気持ちいい....?」


「ん....」


「大丈夫?クラクラしない?」


「ん....大丈夫」


「よかった。倒れられたら介抱出来ないし。笑」







....俺はこれで充分だよ。





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みほ - ユンギが!ユンギがー笑!!!何かまた違う感じのユンギ。仕事の疲れぶっ飛びました笑!すごく面白いです!続きがめちゃくちゃ気になります!続き読ませてください! (2018年3月9日 19時) (レス) id: eea6891b86 (このIDを非表示/違反報告)
みんみん(プロフ) - さくらさん» ユンギの新たなキャラも楽しんで下さい(*^^*) (2017年4月5日 16時) (レス) id: 913e7f0df7 (このIDを非表示/違反報告)
ほの香 - よろしくお願いします(*^^) (2017年4月4日 8時) (レス) id: e52e1208d7 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - ユンギってこんなに恋愛に戸惑うんか笑ウケるwwってなってますwww (2017年4月3日 17時) (レス) id: 3c698fbe50 (このIDを非表示/違反報告)
みんみん(プロフ) - ほの香さん» かしこまりました(笑)新しいお名前でもよろしくお願いします♪ (2017年4月3日 14時) (レス) id: 913e7f0df7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みんみん | 作成日時:2017年3月14日 22時

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