元暗殺者は、鬼狩りとなるようです。【鬼滅の刃】

目覚め ページ23

日が部屋に差し込んできて、私は目が覚めた。

『…久しぶりに見たな……』


あれは…まだ普通だった母様と……私か。


思い出を夢で見るとはね…


にしても、私母様に舞だなんて教わったっけ？



私は、ほとんど忘れてしまった思い出を一生懸命思い出そうとしたが、思い出すことは出来なかった。


ため息を一つ吐くと、鴉が入ってきた。


「カァ！濡椛A！御館様がお呼びだ！至急本部へ迎え！」


『えっ…』


御館様が…？



……私なにかしたっけ！？



「カァー！早く迎え！！」


鴉は、私の周りにまとわりつきながら鳴いた。




『分かった分かった！耳元で無くな！』






『ねぇ。ほんとにこっち？』


「当たり前だ！」



『あぁそう…』


しばらく歩くと、なんか…黒子？みたいな人がいた。


「お前が濡椛Aか」

『はい』



どうやら、鬼殺隊本部へは面倒なことをしなくてはならない。


目隠しなどをして、隠れの人におぶってもらって本部へ行くそうだ。



そして、隠の人がピタリと止まり、私の目隠しを外してくれた。


「あとは自分で頑張れよ」

『え？あっ…はい……』


そう言って、隠の方はどこかへ行ってしまった



……………………なんだろ。嫌な予感がしなくも無い。

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