132 南雲side ページ41
〜南雲side〜
はあ……。
憂鬱だ。人間の下について、その者たちのために働くのは
一千万歩譲っていいことにしよう。
だけど…
千鶴がそこにいるというのが精神的に参る。
いつもなら陰から見てるからいいんだけどこんなに近いとな…
何かが心を支配していく感じに薫はとまどっていた。
また昔のように一緒に、そばにいたい。
こいつの笑顔が憎い。
いっそ殺シテしまいタイ。
矛盾だらけの想いが募ってしまう。
……でも、今は我慢しないと。
こいつが…千鶴がもっと苦しむように、
千鶴は知らない、『絶望』よりももっと負の感情があること、
絶望さえ感じない『無』を、きっとこいつは知らない。
多分、そうなったとき『絶望』というのが可愛らしく
思えるようになるだろうな。
南雲「……」
昔は、俺も千鶴と一緒だったのに……
俺は千鶴に聞きたい。
――どうして、お前はそんなに幸せそうに笑えるんだ?――――
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樹(プロフ) - ようこちゃんさん» ありがとうございます…//!頑張って更新していきます!! (2013年3月27日 22時) (レス) id: 2b17fc2cec (このIDを非表示/違反報告)
ようこちゃん(プロフ) - すごい楽しみですよ〜! (2013年3月27日 16時) (携帯から) (レス) id: 29bc6add98 (このIDを非表示/違反報告)
樹(プロフ) - ようこちゃんさん» ここまで読んでくださり本当にありがとうございます!四章では展開が早いと思いますが…主人公に色々なことがあります← (2013年3月27日 12時) (レス) id: 2b17fc2cec (このIDを非表示/違反報告)
ようこちゃん(プロフ) - ぱーと3が読み終えました。ぱーと4は明日読みます。主人公はどうなるのかな? (2013年3月26日 23時) (携帯から) (レス) id: 29bc6add98 (このIDを非表示/違反報告)
樹(プロフ) - 阿修羅さん» ぁ…何となくわかってしまったかも…… (2013年3月17日 21時) (レス) id: 2b17fc2cec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:樹 | 作成日時:2013年2月15日 19時